iPhoneでSuicaなどを利用できる決済サービス「Apple Pay」
また、アプリケーション内やウェブ上でショッピングする際にも、Apple Payでの支払いに対応していれば、対応端末を使うことで決済できます。MacのSafariでApple Payを使う場合は、iPhoneの指紋認証システム「Touch ID」を利用します。Touch ID未対応iPhoneの場合は、設定アプリで支払い許可することでApple Payが利用できます。
Apple Payのサービスが提供されている国・地域は順次拡大しており、日本では、2016年10月より提供開始されました。
▼Apple Payに対応している端末
▼Apple Payを利用するために必要なもの
▼Apple Payの利用準備
Apple Payに対応している端末
Apple Payが利用できるiPhoneは以下の通りです。なかでも、iPhone7およびiPhone7 PlusとApple Watch Series 2には、Suicaが利用できるようになるFeliCaが搭載されています。
・iPhone7
・iPhone7 Plus
・iPhone6s
・iPhone6s Plus
・iPhone6
・iPhone6 Plus
・iPhone SE
ただしこれらの端末すべてで、公共交通機関での利用、店舗やアプリ内、ウェブ上での支払いができるわけではありません。各端末ごとにサポートしている機能は以下の通りです。
製品名 | 公共交通機関 (Suica) |
店舗での 支払い |
アプリ内での 支払い |
ウェブ上での 支払い |
---|---|---|---|---|
日本国内で販売された iPhone7 iPhone7 Plus |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
iPhone6s iPhone6s Plus iPhone6 iPhone6 Plus iPhone SE |
× | × | ◯ | ◯ |
日本国内で販売され iPhone5以降とペアリングした Apple Watch Series 2 |
◯ | ◯ | ◯ | × |
iPhone5以降とペアリングした Apple Watch Series1 Apple Watch(第1世代) |
× | × | ◯ | × |
iPad Pro iPad Air2 iPad mini 4 iPad mini 3 |
× | × | ◯ | ◯ |
2012年以降に販売された Mac |
× | × | × | ◯ |
Apple Payを利用するために必要なもの
Apple Payを利用するには、Apple Payに対応したクレジットカードやプリペイドカード、Suicaのほか、Apple IDと対応端末が必要です。また使用する端末の地域設定を、日本にしておく必要があります。
そして、使用する端末のiOS、watchOS、macOSも、最新バージョンを適用しておきましょう。
Apple Payに対応している主要銀行やカード会社の情報は、Appleのサポート文書で確認できます。
Apple Payの利用準備
Apple Payを利用するには、標準アプリ「Wallet」に、Apple Payに対応したSuicaやクレジットカード、プリペイドカードを追加するだけで利用できます。Apple Watchの場合はiPhoneにペアリングしてきましょう。
なお、Suica機能つきクレジットカードの場合、Apple Payの支払いカードとして追加できますが、クレジットカード機能の部分しか取り込まれません。Suica機能はApple Payと連動できないため、Suicaの残高はカード側に残る仕組みになります。