auも「4年縛り」を緩和、「再加入」条件を2019年1月に撤廃

KDDIと沖縄セルラーは9月21日、いわゆる「4年縛り」と呼ばれるauの「アップグレードプログラムEX」」の利用条件を変更し、「再加入」条件を廃止すると発表しました。2019年1月16日から適用されます。
「最新iPhoneが最大半額」の一方、解約しにくい問題も
auの「アップグレードプログラムEX」は、新型iPhoneなどを48回払いの割賦契約で購入し、24カ月間利用後に機種変更すると残債が免除され、実質負担額が半額になる購入方法です。
24回払いの割賦契約で、12カ月間利用後の機種変更時に残債が免除される「アップグレードプログラムEX(a)」も提供されています。
これらの購入手法は、高価な最新スマートフォンを手軽な負担で使える一方、機種変更時に同様のプランに再加入することが条件とされているため、解約しにくく、通信事業者がユーザーを必要以上に囲い込むことにつながるとして、総務省や公正取引委員会が改善を求めていました。
「再加入」条件を廃止、条件変更前からの利用者にも適用
KDDIは、2019年1月16日からこれらのプログラムの利用条件を変更し、同種のプランへの「再加入」を廃止すると発表しました。
それ以前に対象プログラムに加入しているユーザーが、同日以降に特典を利用する場合も、変更後の条件が適用されます。
これによって、機種変更時に旧端末を下取りに出せば、次の端末の購入方法に制約がなくなります。
ソフトバンクは今年11月から「再加入」条件を撤廃
KDDIは、残債免除の条件としている「再加入」を撤廃する方針を8月に発表していましたが、システム改修の都合で変更時期は未定と案内していました。
同様の販売手法を提供しているソフトバンクは、「再加入」条件を2018年11月16日から撤廃すると発表しています。
Source:KDDI 報道発表, 「アップグレードプログラムEX/EX(a)」
(hato)