Apple、WWDCに向けてiOS12とmacOS 10.14のテスト規模を拡大中

https://support.apple.com/ios

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Appleが次のメジャーアップデートとなる、iOS12macOS 10.14の開発を活発化するとともに、社内テストの範囲を広げていることが明らかになりました。

iOS12とmacOS 10.14からのアクセスが増加

米メディア9to5MacはWeb解析の記録から、特に今週になって、iOS12macOS 10.14を搭載した機器からの訪問数が増えていることがわかったと報告しています。
 
リリース前のOSやファームウェアを試す目的で、Appleのエンジニアがこれらソフトウェアを搭載した機器を用い、9to5Macなどのサイトを訪れるのはよくある話です。

アクセスは例年通りのパターンを踏襲


 
同メディアによれば、Appleは毎年秋頃から、次のOSに割くリソースの配分を開始します。そして翌年1月頃からWebサイトのログにちらほらと新OSやファームウェアの足跡が残されるようになり、3月になるとその数は数百人のユニークユーザーへと一気に拡大します。
 
6月のWWDC 18では、iOS12、macOS 10.14、watchOS 5、tvOS 12が発表される見通しです。watchOSとtvOSにはブラウザがないため、外部からの情報収集はさらに困難です。
 
9to5Macは解析データから、iOS12とmacOS 10.14も例年と同じパターンを辿っていると述べています。iOS12についてはまず5.8インチiPhoneからのアクセスで始まり、それにiPadが続いています。これらのデバイスの位置はカリフォルニア州クパチーノ(Apple本社のある場所)、サンフランシスコおよびベイエリアに集中していますが、アクセス上位の都市に上海も含まれているとのことです。

iOS12は性能と安定性向上に重点か

また同メディアによると、毎年iOSがWWDCで発表され、開発者向けに最初のベータ版がリリースされると、Apple社内からのアクセスはぴたりと止むそうです。
 
iOS12については、大量の新機能追加は行わず、性能と安定性向上に重点が置かれるとも報じられています。
 
 
Source:9to5Mac
Photo:Apple
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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