Apple Watchにも顔認証?可能性を示す特許、Appleが申請

Apple Watch Series 3

Apple Watch Series 3
 
将来のApple Watchに、顔認証のFace IDが搭載される可能性を示す特許をAppleが申請している、とAppleの特許情報に詳しい米メディアPatently Appleが報じています。

Apple Watch内蔵のカメラでユーザー認証

Appleが申請し、先日米特許商標庁(USPTO)が公開した特許申請書には、Apple Watchの画面側にカメラを内蔵し、ユーザーの顔を撮影して顔認証に利用することを示す記述があります。
 
特許申請書内の図解で、Apple Watchの「ユーザーインターフェイス」に、タッチセンサーやマイク、スピーカーと並んで「カメラ」の記述があることが確認できます。
 
Apple Watch 特許 カメラ Patently Apple
 
なお、Appleは、Apple Watchに関する他の特許申請書で、Apple Watchに搭載したカメラでバーコードやQRコードやユーザーを撮影可能にする、と言及しています。
 
Appleは、iPhone Xに続き2018年に発売するiPhoneとiPadにも顔認証を搭載するといわれており、その流れがApple Watchに及んでも不思議はありません。
 
ただし、Face IDに使用されるTrueDepthカメラが、Apple Watchに搭載できる程度まで小型化されるのには時間がかかると考えられ、すぐには実現しないだろう、とPatently Appleは指摘しています。

Apple Watchで握りの強さや回転軸を検知する技術

Appleは、同じ特許申請書で、主にApple Watchでスポーツ関連の計測性能向上に関する技術にページを割いています。
 
その1つは、Apple Watchのバンドに内蔵したセンサー群で、手首の筋肉の変化を検知することで野球のバット、ゴルフクラブ、テニスラケットなどの握りの強さを測定する技術です。
 
Apple Watch 特許 センサー Patently Apple
 
このほか、腕の回転軸を検知する技術についても述べられています。この技術が実用化されれば、Apple Watchで野球やテニスのスイングや、ウエイトトレーニングの動作を記録することが可能になると考えられます。

 
 
Source:Patently Apple
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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