Apple Parkの新作空撮映像が公開、MacBookのような一般向け施設も

Apple Park Matthew Roberts July 2017

Apple Park Matthew Roberts July 2017

 
建設が進むAppleの新本社、Apple Parkの新作空撮映像が公開されました。一般客向け施設のビジターセンターの工事が進んでいるほか、今後の新製品発表会などに使われるスティーブ・ジョブズ・シアターは内装を見ることができます。

「宇宙船」は外装工事がほぼ完了

これまでもApple Parkの新作空撮映像を数多く公開しているマシュー・ロバーツ氏が、ドローンによる新作空撮映像を公開しています。視聴・再生環境があれば、4K画質で楽しむことができます。
 
「宇宙船」と呼ばれるドーナツ型のメインビルディングは、外装工事がほぼ完了しています。4階建ての建物と同じ高さで1枚200トンという巨大ガラスドアの中では、内装工事が進んでいることが分かります。
 

Apple Park Matthew Roberts July 2017

 
1,000人収容の地下講堂、スティーブ・ジョブズ・シアターも、ガラス製外壁の内側を見ることができます。
 
Apple Park Matthew Roberts July 2017
 
ただ、先日ダンカン・シンフィールド氏が公開した、中に明かりが灯った状態のほうが、中の様子がはっきり見えたほか、神秘的な美しさを放っていたように思えます。

MacBookのようなビジターセンター

一般客向け施設、ビジターセンターは、建物の形状が分かる状態になってきました。アルミニウムのような光沢のある屋根は緩やかなカーブを描いており、MacBookにそっくりと話題になったシカゴのApple Storeに近いデザインです。
 
Apple Park Matthew Roberts July 2017
 
Appleは、ビジターセンターに合計1億600万ドル(約120億円)もの金額を投入しています。
 
Apple Park Matthew Roberts July 2017
 
Appleはビジターセンター内のカフェで勤務する管理職や、最高のコーヒーを淹れられるバリスタの求人を出しており、稼働に向けた準備が進んでいることがわかります。

Appleが土地を買う前、アンズ畑だった頃の小屋も修復

Appleが購入する前、この土地がアンズ畑だった時代に使われていた、1916年築の小屋が、元の姿に完全に修復されています。小屋は、Apple Park内の植木の手入れなどに必要な道具を保管する、当初と同様の目的に活用される予定です。
 
Apple Park Matthew Roberts July 2017
 
敷地内はむき出しの土も多いですが、植木が増えています。中庭の人工池は、周囲をコンクリートで固められ、いつでも水を入れられる状態のようです。
 
Apple Park Matthew Roberts July 2017

周辺のビジネス活性化、地価は高騰

Apple Parkには、4月から順次従業員が移動して業務を開始しています。
 
フル稼働すれば約18,000人が勤務する新社屋の本格稼働を前にして、周辺地域では新たな商業施設や住宅の建設が進んでいるほか、不動産価格が高騰するなどの経済効果をもたらしています。
 
マシュー・ロバーツ氏による空撮映像はこちらからご覧ください。
 

 
 
Source:YouTube
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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