Appleの研究開発費が収益の6%に増大〜新技術の開発に着手中か


 
Apple研究開発費33億8,000ドル(約3,619億円)に上り、2018年第2四半期(2018年1-3月)の純売上高の6%に達していることが、米証券取引委員会の資料により判明しました。前年同期よりも6億200万ドル(約660億円)多くなっています。

iPhone8とiPhone X発表前と同じ水準の研究開発費

Appleの33億8,000ドルの研究開発費は、2018年第1四半期(2017年10-12月)と比べると、2,900万ドル(約31億8,000万円)少なくなっていますが、純売上高との比率として見ると、増大していることがわかります。Appleは通常、純売上高の4%か5%を研究開発費に充てるといわれていますが、6%という数字は、iPhone8とiPhone X発表前の2017年第3四半期と同じ水準となっており、現在、新技術の開発に着手している可能性が高いと米メディアAppleInsiderは見ています。
 
具体的に何に開発資金が投じられているかは明らかにされていませんが、「現在進行中の新製品・サービスの開発やアップデート、研究開発の拡大に伴う新規採用や、材料費」と、資料に記載されているようです。
 
Appleは2018年秋に、LCDモデルと2つのOLEDディスプレイモデルの計3つの新iPhoneモデルを発表するといわれています。
 
また、拡張現実(AR)にも大きく投資しており、2020年の発表に向けて”T288”のコードネームのもと、ARヘッドセットの開発を行なっているとされています。
 
その他にも、自動運転車プロジェクト”Titan”Apple Watchの血糖値センサ次世代AirPodsAppleブランドの高音質ヘッドホンなど、様々なAppleプロジェクトの存在が知られています。
 
 
Source:AppleInsider
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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