米証券会社が予測〜1年以内に買収されそうなテク系企業6社

 
つい最近ではMicrosoftによるビジネス系ソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）LinkedInの260億ドル（約2兆6,230億円）での買収が発表されましたが、テクノロジー分野では頻繁に買収が行なわれています。
 
Appleも現在、イギリスのMacLaren（マクラーレン）と買収交渉をしていると報じられました。
 
米証券会社のMorgan Stanleyによれば、前四半期（4月〜6月期）において、ハイテク企業が買収の申し出を受けたのは全体の6.5％とスローダウンしたものの、テクノロジー系ハードウェア業界では10.6％が買収申し出を受けています。
 
Morgan Stanleyが調査を行い、今後12ヵ月間以内に買収の申し出を受ける確率が非常に高い6社をリストアップしているので、ご紹介します。
 

Take-Two Interactive Software

 

 
ビデオゲームの出版、開発、販売。時価総額：38億1,000万ドル（約3,850億円）
 
人気ゲーム「グランドセフトオートV」で、女優のリンジー・ローハンそっくりのキャラクターを本人の許可なく使用したとして、提訴されています。
 

Cypress Semiconductor

 
組み込みシステムメーカー。時価総額：38億ドル（約3,840億円）
無線やタッチディスプレイ向けチップで、車市場に攻勢をかけています。
 

Brocade Communications Systems

 
企業向けネットワーキングハードウェアのサプライヤー。時価総額：36億2,000万ドル（約3,641億円）
5月に無線ネットワーク機器メーカーのRuckus Wirelessを15億ドルで買収。Wi-Fi市場での足がかりをつかもうとしています。
 

Fitbit

 

フィットネストラッカーのメーカー。時価総額：32億8,000万ドル（約3,310億円）
ヘルスケア市場への参入を目指しています。Apple Watchと競合します。
 

Yelp

 
口コミサイト。海外版食べログの発展版。レストラン以外の口コミもある。時価総額：29億3,000万ドル（約2,960億円）
悪意あるレビューでビジネスを妨害されたという訴訟で、ようやく勝ちを認められたばかりです。
 

FireEye

 
サイバーセキュリティ企業。時価総額：24億3,000万ドル（約2,455億円）
今年始め、複数の買収申し出を却下。現在こうした交渉役として、Morgan Stanleyと契約を結んでいるそうです。
 
 
Source:Business Insider
(lunatic)