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2016年9月26日 08時30分

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Appleのマクラーレン買収の目的は自動車開発ではない!先端技術を誇る子会社が魅力

McLaren Applied Technologies


 
先日、Appleによる、F1チームで知られるイギリスのスーパーカーメーカーMcLaren(マクラーレン)の買収交渉が報じられました。Appleの目的は自動車開発を進めるため、と言われていますが、本当の目的は違うかもしれません。

自動車目的と思われたAppleのマクラーレン買収

AppleMcLarenを買収か、という報道は世界を駆け巡りましたが、McLarenはすぐに「そのような交渉はしていない」と否定するコメントを出しました。
 
Appleといえば「Apple Car」と噂される電気自動車の開発が遅れているとの情報もあることから、自動車メーカーとしてのMcLarenを買収して開発を進めるためだろう、と多くのメディアが報じていました。
 
しかし、AppleがMcLarenを狙っているのは自動車のためではない、と米TechCrunchが報じています。

イノベーションをテーマとした子会社、MAT

McLarenは5年前、「イノベーション」をテーマにした子会社McLaren Applied Technologies(MAT)を設立しました。
 
MATには、エネルギー産業や通信産業でエンジニアとしての経験を持つ、最高イノベーション責任者(CIO)のジェオフ・マクグラフ氏が先端的技術開発を率い、最高経営責任者(CEO)であるイアン・ロード氏が見守る体制が構築されています。
 
同社は、コンマ数秒の差が勝敗と巨額のスポンサー料を左右する自動車レースという極限状態を支える数多くの技術を研究・開発しています。

ウェアラブルやヘルスケアなどの技術開発も進む

MATのWebサイトで公開されている製品には、加速度計やディスプレイシステムなど、レースの現場で培われた高度な技術の結晶が並んでいます。また、ウェアラブル技術やヘルスケア技術など、Appleが強い関心を寄せる分野の技術開発も進んでいます。

 
McLaren Applied Technologies
 
MATは、現在注目を浴びているVR(仮想現実)シミュレーター技術を数年前に開発し、レーシングドライバーのトレーニングに活用しているほか、自転車レースでは各種センサーで得た情報をリアルタイムでチームに送り、戦況を分析する技術も提供しており、またヒースロー空港の飛行機が遅延しないようスケジュールを調整するシステムも実用化しています。
 
Appleがこれらの技術を持つMATを手にしたいと考えるのは自然に思えます。

MATの買収または投資がAppleの狙い

TechCrunchは、AppleがMcLarenを買収して自動車産業に参入する可能性は薄く、むしろMATを買収あるいは戦略的投資によって取り込む可能性が高いのではないか、と指摘しています。
 
MATの買収費用は13億ドルから20億ドル(約1,300億円~2,000億円)程度と見積もられています。
 
 
Source:TechCrunch
(hato)

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