Netflix、Apple経由の支払い完全終了へ
Netflixで、Apple経由でのメンバーシップ料金の支払いが行えなくなります。すでに新規登録ではApple経由の支払いは不可となっていたものの、これまで既存のメンバーは継続支払いが許可されていました。
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複数のサブスクを利用する人は面倒なことに?
米国では1人あたり平均4.5個のサブスクリプション型ストリーミングサービスに登録しているとの統計結果が出ており、複数のサブスクを利用する人にとってApple経由で決済を一括で行えるのは魅力的かもしれませんが、プラットフォーム運営側にとっては無駄な手数料を支払わなければならくなります。
動画配信大手のNetflixは、2018年末にiOSアプリ内サブスクリプションを終了し、Webサイト上での登録が必要となりましたが、もうすでにApple経由で支払いを行っていたユーザーは例外として継続可能となっていました。
今回、NetflixはApple経由でのサブスク料金の支払いを完全に終了することが明らかになったため、これまでApple経由で支払いを行っていたユーザーは別の方法で支払なければならなくなります。
NetflixはAppleを警戒している?
The Streamableによれば、NetflixがApple経由での決済を終了したのは、Appleの動画配信サービスApple TV+の台頭を警戒しているからではないとのことです。Netflixは2億6,000万人の登録者を抱えているのに対して、Appleは4,000万〜5,000万人と、かなり規模感が異なるためです。
Netflixは昨今Appleへの冷ややかな対応で知られており、Apple Vision Pro専用アプリも今のところ打ち出すつもりはないと宣言しています。