Apple Watch UltraにマイクロLED搭載したら22万円以上〜発売不透明
Apple Watch UltraへのマイクロLEDディスプレイ搭載計画ですが、現時点で全く目処が立たない状況のようです。Apple Watch UltraへのマイクロLEDディスプレイ搭載は早ければ2024年に実現すると噂されながら新情報が入る度に遅れが生じ、現在は2026年と予想されていました。
しかし、2027年すらも危ういとの情報が入ってきました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Apple Watch UltraへのマイクロLEDディスプレイは2026年と噂されているが、2027年すら怪しい。
2. 2インチマイクロLEDディスプレイの部品単価は、iPhone15 Pro Max用の6.7インチOLEDディスプレイよりも高い。
3. 現在の状況を鑑みると、モバイルデバイスにおけるマイクロLEDディスプレイ普及時期は全く予想できない。
Apple Watch UltraにマイクロLEDディスプレイを搭載したら22万円
今回の報道は、韓国のサプライヤー事情に詳しいThe Elecによるものですので、一定の信憑性があると考えられます。
Apple Watch UltraへのマイクロLEDディスプレイ搭載を困難なものにしている理由として、製造コストが挙げられています。Apple Watch Ultraに搭載する2インチ程度のマイクロLEDディスプレイを製造する場合、部品単価は150ドル(約22,000円)と、現行の有機ELディスプレイのおよそ4倍に達するとのことです。
Appleの価格戦略に基けば、ディスプレイの部品単価が150ドルの製品の販売価格は1,500ドル(約22万円)になるとThe Elecは指摘、その場合、Apple Watch Ultraの販売価格が2倍近くに値上げされることになります。
150ドルというマイクロLEDディスプレイの部品単価は、iPhone15 Pro Max用の6.7インチOLEDディスプレイよりも高いとのことで、これでは発売したとしても量販は望めません。
普及には程遠いマイクロLEDディスプレイ
そもそも、マイクロLEDディスプレイは超大型テレビ用にモジュール式のものが販売されているだけで、小型ディスプレイの普及にはほど遠い状況です。
よって、小型ディスプレイの量産体制構築、現実的な部品単価の実現までを考えると、The Elecの指摘通り3年後の実現も疑わしいというのは確かにその通りと感じます。
これが良い方向に裏切られることが期待されます。
Photo:Apple, 画像内テキスト:iPhone Mania
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