Apple、ストリーミングゲームアプリをApp Storeで全面解禁!
Appleは現地時間25日、全世界でストリーミングゲームアプリのApp Store掲載を無条件で認めるとプレスリリースで発表しました。これにより、これまでiOSではブラウザを介してのみアクセス可能だったXbox Cloud GamingやGeForce NOWなどのサービスは、公式アプリをストアに掲載するとみられています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleは25日、全世界でストリーミングゲームアプリのApp Store掲載を無条件で認めると発表。
2. iOSではブラウザを介してのみアクセス可能だったアプリがApp Storeに登場するとみられる。
3. これまでストリーミングゲームアプリの個別のゲームごとに審査を行うという罰ゲームのような条件があった。
2020年の条件を撤廃へ
AppleはiOS17.4から欧州連合(EU)でアプリのサイドローディングを許可しましたが、これに伴いAppleは以前から争点となっていたストリーミングゲームアプリのApp Store掲載を無条件で許可する新方針を発表しました。
ストリーミングゲームアプリ自体は、実はすでに2020年末からApp Storeへの掲載が認められていたものの、サービス提供者はユーザーに個別のゲームごとにアプリをストアからダウンロードさせなければならず、またAppleは個別のゲームごとに審査を行うという、まさに罰ゲームのような条件がありました。
このため、MicrosoftやNVIDIAは、ブラウザを介するWebアプリとしてストリーミングゲームアプリを提供せざるを得ず、決して理想的とは言えない状況に追い込まれていました。
ですが、この度のルール変更で、ついにXbox Cloud GamingやGeForce NOWがApp Storeに通常のアプリとして登場することになりそうです。
加えて、Appleが呼ぶところのアプリ内の“ミニゲーム”に個別のアプリ内課金システムを設けることも可能とのことですが、こちらはAppleの決済システムのみとなっており、サードパーティー決済システムの使用は許可されていないようです。
Photo:Xbox
(lexi)