Apple、Vision Proデベロッパラボをニューヨークとシドニーに拡大

Vision Proラボ

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Appleは現地時間10月17日、Apple Vision Proデベロッパラボを米ニューヨーク市と豪シドニーでも開催することを発表しました。Vision Proデベロッパラボは7月31日より開催されており、開発者はvisionOS上でアプリをテストして最適化することができ、Appleのエキスパートによる設定やトラブルシューティングのサポートも受けることができます。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1.Apple、Vision Proデベロッパラボをニューヨーク市とシドニーでも開催。
2.これまで、米国ではクパチーノ1カ所でのみラボが開催されていた。
3.AppleはVision Proデベロッパキットの貸し出しも行うも、数量限定。

ニューヨークとシドニーでラボの開催が決定

Vision Proデベロッパラボは当初、クパティーノ、ロンドン、ミュンヘン、上海、シンガポール、東京でのみ開催されていたため、開発者によってはVision Proを実際に試したければ、かなりの距離を移動して参加する必要がありました。例えば、米国ではクパチーノの1カ所でのみの開催となったため、東海岸の開発者はわざわざ西海岸まで移動する必要があり、これについてAppleは批判を浴びました。
 
ニューヨークでラボが開催されることで、東海岸の開発者は遠方まで移動する必要がなくなり、オーストラリアの開発者も同様です。Vision Proデベロッパラボは開発者であれば誰でも申し込み可能ですが、Appleは参加に伴う旅費や宿泊費は負担していません。

Apple、Vision Proデベロッパキットの貸し出しも

Appleはまた、一部の開発者にVision Proのデベロッパキットを提供していますが、このキットは数に限りがあり、visionOSの機能を活用するアプリの開発に携わっている申請者が優先されるとのことです。
 
米国では2024年初頭にヘッドセットがリリースされる予定であるため、開発者には、リリース前にvisionOS向けアプリを開発するための時間がまだ数カ月ほどあります。なお、日本を含むアジア地域での販売開始時期については、Bloombergのマーク・ガーマン記者が2024年内になるのではないかと予想しています。
 
 
Source:Apple via MacRumors
Photo:Apple Developer
(m7000)

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この記事を書いた人

本職はWebデザイナーでMacBook Airを10年以上愛用中。iPhone Maniaのライターとしては、2020年から活動開始。iPhone歴は4s→6→7→XS→12 Pro Max。

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