Disney+、11月よりパスワード共有の取り締まりを開始。日本ではプラン改定も

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Netflixに続き、Disneyが同社の動画ストリーミング「Disney+」において、パスワード共有の取り締まりを開始することが明らかとなりました。カナダの加入者が受け取ったメールによると、同国では2023年11月1日よりパスワードの共有はできなくなります。
 
日本のDisney+の利用規約も9月23日に改定されており、カナダと同様に11月1日よりサブスクリプションを世帯外で共有することができなくなるようです。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1.カナダと日本で11月よりDisney+のパスワード共有の取り締まりが開始。
2.DisneyのCEOは、2024年から取り締まりを開始するとしていた。
3.日本では11月より、Disney+の料金プランも改定。

11月1日より世帯外でのパスワード共有が不可に

カナダのメディアMobile Syrupによると、Disney+はアカウント共有を制限するため、以下のように利用規約を更新しており、日本の利用規約にも同様の文言が追加されています。
 

お客様のサービス・ティアにより別途許可されている場合を除き、お客様は、お客様のサブスクリプションを世帯外で共有することはできません。「世帯」とは、お客様の主たる住居に関連し、そこに居住する個人が使用するデバイスの集合体を意味します。特定のサービス・ティアには、追加の利用規定が適用される場合があります。

 
Disneyのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)は今年8月、パスワード共有を取り締まるための取り組みを2024年から開始すると述べましたが、少なくともカナダ及び日本では、予定よりも早く取り締まりが行われるようです。
 
Disneyのストリーミング部門は、2023年の第3四半期(4月〜6月)決算で、5億1,200万ドル(約765億円)の赤字を計上しており、アイガーCEOは同社のストリーミング事業のコスト削減を目指していました。

日本では改定されたプランが2種類に

日本では昨日、Disney+の料金プランの改訂が発表されました。
 
現在、Disney+のプランは1種類(月額990円、年額9,900円)のみですが、2023年11月1日以降は、「ディズニープラス スタンダード(月額990円、年額9,900円)」と「ディズニープラス プレミアム(月額1,320円、年額13,200円)」の2つのプランに分かれて提供されます。
 
なお、月額1,490円の「Hulu | Disney+ セットプラン」は、Disney+の利用料金変更の適用対象外となり、現行の月額利用料金で利用できるということです。
 
今のところ、カナダと日本で11月1日よりパスワード共有の取り締まりが開始されることが確認されていますが、今後、その他の国でも取り締まりが行われると予想されます。
 
Netflixは今年、別世帯間でのパスワード共有を禁止し、IPアドレスと位置情報などを使用してアカウント共有が許される「同一世帯で一緒に暮らしている人」を識別する説明しました。米国では、パスワード共有を廃止したことで登録者が急増したため、他のストリーミングサービスが同様の取り締まりを実施しても不思議ではありません。
 

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カテゴリ:エンターテインメント
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Source:Disney+(1), (2),Mobile Syrup via MacRumors
(m7000)

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この記事を書いた人

本職はWebデザイナーでMacBook Airを10年以上愛用中。iPhone Maniaのライターとしては、2020年から活動開始。iPhone歴は4s→6→7→XS→12 Pro Max。

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