Apple製品のUSB-Cへの移行完了は2025年初頭か

Apple みんなうれしいUSB-C

Apple みんなうれしいUSB-C
 
iPhone15シリーズがUSB-Cに移行しましたが、Apple製品のUSB-Cへの移行が完了する時期について、Bloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレターPower Onで予測しています。現在もLightningを搭載するエントリーモデルのiPadは廃止が見込まれています。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhone15がUSB-Cに移行した後、他製品のUSB-Cへの移行時期。
2. Mac用周辺機器は次期iMacの発売に合わせて移行か。
3. Lightning搭載のエントリーモデルiPadは廃止される。

 

USB-Cへの移行完了は2025年初頭

iPhone15シリーズで、2012年から続いていたiPhoneの充電・データ転送ポートがLightningからUSB-Cに移行しました。
 
Apple製品のUSB-Cへの移行が完了する時期について、Bloombergのマーク・ガーマン記者が、2025年初頭までには完了するだろう、と述べています。
 
iPhoneが2012年から採用していたLightningポートをUSB-Cに切り替えた現在、USB-Cへの移行が残っている製品は多くはありません。
 
次のiMacが発売されるタイミングで、Magic Mouse、Magic Trackpad、Magic Keyboardといった周辺機器がLightningからUSB-Cに移行するだろう、とガーマン氏は予測しています。なお、著名アナリストのミンチー・クオ氏は、次世代iMacは2023年10月に発表されると予測しています。
 
ひと足先にUSB-Cに移行したAirPods Pro(第2世代)に続いて、スタンダードなAirPodsは2024年にUSB-Cに移行するとみられます。AirPods MaxのUSB-C移行は、次世代モデルとなりそうです。
 
Lightningポートを搭載したエントリーモデルのiPad(第9世代)は廃止されるだろうとガーマン氏は予測しています。なお、iPad(第10世代)は、すでにUSB-Cに移行しています。
 
Apple iPad(第10世代) iPad(第9世代)
 
Appleは、Lightningポートを搭載したMagSafeバッテリーパックMagSafeデュアル充電パッド販売を終了しました。ガーマン氏はこれらの製品がUSB-C版となって復活することを期待しているそうですが、あまり期待し過ぎないほうが良いかもしれない、とも述べています。

iPhone15の充電には一般的なUSB-Cケーブルが使用可能

iPhone15シリーズの充電に使用するUSB-Cケーブルについて、発表前には、充電にMFi認証が必要となるのではないかと噂されていましたが、実際には一般的なUSB-Cケーブルが使用可能となりました。
 
なお、iPhone15シリーズはいずれもUSB-Cポートを搭載していますが、iPhone15、iPhone15 PlusにはUSB2、iPhone15 Pro、iPhone15 Pro MaxにはUSB3.0と規格が異なるため、データ転送のスピードは大幅に異なります。大容量の写真や動画データの転送を考えている方は、iPhone15 ProかiPhone15 Pro Maxを選ぶと良いでしょう。
 
 
Source:Power On/Bloomberg
Photo:Apple (1), (2)
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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