AndroidスマホユーザーがiPhoneに買い替える理由

    Apple Trade In

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    AndroidスマホからiPhoneに買い替えた主な理由を、アメリカの消費者調査会社Consumer Intelligence Research Partners (CIRP)が公開しました。若者の間で「iPhone同調圧力」があると言われていますが、全体の傾向としてはその影響は少ないようです。
     

    ■3行で分かる、この記事のポイント
    1. iPhone購入者のうち、Androidから乗り換えた割合は15%。
    2. AndroidからiPhoneに乗り換えた理由を米調査会社が公開。
    3. 主な理由は、古いスマホの故障、新機能の魅力、費用、コミュニティだった。

    iPhone購入者の15%はAndroidスマホからの買い替え

    CIRPによると、2023年3月の調査では、iPhone購入者のうち、直前にiPhoneを使っていた割合は83%、Androidから買い替えた割合は15%でした。
     
    2015年からの傾向を見ると、Androidから買い替えた割合は10%〜15%前後で推移しており、2020年以降は緩やかな上昇傾向にあります。
     
    CIRP iPhone購入者が直前に使用していたOSの割合
     

    AndroidからiPhoneに買い替えた4つの理由

    CIRPがAndroidからiPhoneに買い替えたユーザーに、主な理由を尋ねたところ、以下4つの理由に分類されました。
     

    1. 前のスマートフォンの問題(53%):使用していたAndroidスマホの老朽化や故障などの問題が発生したため。
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    3. 新しい機能(26%):高性能になったカメラ、豊富なアクセサリー、使いやすいインターフェースなど、より多くの機能を求めたため。
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    5. 費用(15%):新しいiPhoneを購入するほうが、類似のAndroidスマホと比較して手頃だったため。
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    7. コミュニティとのつながり(6%):iMessageやFaceTimeなど、家族や友人とのつながりに便利なスマートフォンを求めていたため。

     
    CIRP AndroidからiPhoneに買い替えた理由
     

    「iPhone同調圧力」の影響は少ない

    アメリカの若者の間では、グループメッセージでやり取りする際、iPhoneのiMessageで送信すると青い吹き出し、Androidから送信されると緑の吹き出しになり、Androidユーザーが仲間外れにされる同調圧力が働いている、と指摘されています。
     
    しかし今回の調査では、iMessageを使うことを主な理由としてAndroidからiPhoneに買い替えたユーザーは6%と少ないという結果となりました。
     
    調査結果を紹介した米メディアAppleInsiderは、AndroidからiPhoneに乗り換えたユーザーは、ハードウェア、ソフトウェア、サービスが連携したAppleエコシステムが、Appleブランドを使い続ける理由であることに気付くだろう、とコメントしています。

    AppleはAndroidからの乗り換えサポートを提供

    Appleは、AndroidスマホからiPhoneへの乗り換えのため、データを移行するアプリを提供し、解説動画も公開しています。
     
    また、古いスマートフォンを下取りに出すとiPhoneが割引となるApple Trade Inでは、Androidスマートフォンも下取りの対象となっています。
     

     
     
    Source:CIRP (1), (2) via AppleInsider (1), (2)
    Photo:Apple
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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