AppleのMRヘッドセットの今年の出荷台数は10万台未満に?主に開発者がターゲット

apple ヘッドセット

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Appleが今年発売予定の複合現実(MR)ヘッドセットは、開発者向けであることと、生産上の困難が予想されることから、出荷台数は10万台を下回る、と台湾の調査会社TrendForceは見ています。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleが今年発売予定の複合現実ヘッドセットのターゲットは開発者だという。
2. 生産上の困難が予想され、出荷台数は10万台を下回るとのこと。
3. 製造コストの高騰が予想されている。

機能も高いがコストも高い?

Appleは現地時間6月5日開催の世界開発者会議(WWDC)で同社初のMRヘッドセットの発表を行い、年内に発売へとこぎつける見通しですが、このヘッドセットは一般ユーザー向けというよりも開発者向けである、とTrendForceはプレスリリースで述べています。
 
AppleのMRヘッドセットは仮想現実(VR)ヘッドセットの礎を築いたOculusの創業者も「素晴らしい」とコメントしており、高性能となるのは間違いないとされていますが、一方で製造コストの高騰が予想されています。
 
AppleのMRヘッドセットは今年度は予約販売に限定されるとみられており、出荷台数は10万台未満となり、総生産台数は30万台程度となる可能性があるとのことです。

2025年以降にVR・AR市場が大幅に拡大する?

手頃なVRデバイスは消費者の興味を引く可能性があるものの、収益性が低く、メーカーは当面の間はVR市場への大きな投資を控えるかもしれない、とTrendForceは述べています。
 
拡張現実(AR)デバイスの市場拡大は、消費者向けアプリケーションがより広く受け入れられるかどうかにかかっており、VR・AR市場の大幅な拡大(出荷台数の年間40%増)が実現するのは、2025年以降になるかもしれない、というのがTrendForceの予想です。
 
 
Source:TrendForce via MacRumors
Photo:@marcusckane/Twitter
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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