OpenAI、iOS版ChatGPTアプリを米国でリリース。他国にも近々展開予定

    ChatGPTアプリ

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    OpenAIは現地時間5月18日、チャットボット「ChatGPT」のiPhoneおよびiPad向け公式アプリを米国でリリースしました。

    ■3行で分かる、この記事のポイント
    1. OpenAIは18日、チャットボット「ChatGPT」のiPhone向け公式アプリを米国でリリース。
    2. ユーザーが入力した質問に対して最適な回答やアドバイスを提供するAI。
    3. iOS向けアプリは米国でのみ提供されているが、今後数週間で展開される予定。

    ChatGPTがiPhoneでも利用可能に

    これまで、ChatGPTはWeb上でのみアクセスが可能で、iOSでは複数のサードパーティー製アプリを通じて利用できるようになっていましたが、その多くは詐欺アプリに等しいものでした。公式アプリがリリースされたことで、ユーザーはiPhoneやiPadで安全にChatGPTを利用できるようになります。
     
    ChatGPTは、ユーザーが入力した質問に対して最適な回答やアドバイスを提供するチャットボットAI(人工知能)です。OpenAIは、ChatGPTによって次のようなことが可能になるとしています。
     

    • 即座に回答:広告や複数の検索結果を選別することなく、正確な情報を入手できます。
    • 個別のアドバイス:料理、旅行計画、または心のこもったメッセージの作り方など、様々なアドバイスを得ることができます。
    • 創造的インスピレーション:プレゼントのアイディアの提供、プレゼンテーションの概要の説明、完璧な詩の作成などが可能です。
    • プロの意見:アイディアのフィードバック、ノートの要約、専門的なトピックの支援によって生産性を向上させます。
    • 学習の機会:新しい言語や現代史など、自分のペースで学ぶことができます。

     
    同アプリは、OpenAIの音声認識システム「Whisper」を使用しているため、質問を音声でも入力できるようになっています。また、チャット履歴はデバイス間で同期されるため、WebとiOSデバイスの両方で履歴を確認することが可能です。

    iOS向けChatGPTアプリは米国で先行リリース

    現時点では、iOS向けChatGPTアプリは米国でのみ提供されていますが、今後数週間で他の国にも展開される予定です。同社は、ユーザーからのフィードバックに基づき、継続的にアプリの機能と安全性を向上させていくと説明しており、Android向けアプリも間もなく登場する予定だとしています。
     
    ChatGPTアプリは無料ですが、月額19.99ドル(約2,800円)で有料サービス「ChatGPT Plus」の利用が可能です。ChatGPT Plusに加入すると、ピーク時でも優先的に利用できるほか、応答速度の向上、ChatGPTの進化版であるGPT-4など新機能への早期アクセスが可能となります。
     
     
    Source:OpenAI via MacRumors
    Photo:ChatGPT/App Store
    (m7000)

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    この記事を書いた人

    本職はWebデザイナーでMacBook Airを10年以上愛用中。iPhone Maniaのライターとしては、2020年から活動開始。iPhone歴は4s→6→7→XS→12 Pro Max。

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