Microsoft、Windows 12と自社開発ARM SoCでAppleに対抗か
MicrosoftはWindows 12のARMアーキテクチャへの最適化を進めており、それと自社開発のARMアーキテクチャ採用システム・オン・チップ(SoC)を組み合わせることで、macOSが動作するAppleシリコン搭載Macに対抗すると、Windows Latestが伝えています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. MicrosoftはWindows12のARMアーキテクチャへの最適化を進めている。
2. 自社開発のSOCを組み合わせることで、MAC OSが動作するAppleに対抗する。
3. Qualcommも「コードネーム:Oryon」を開発し、Windows12を最適化見込み。
自社設計SoCを開発しWindows 12を最適化見込み
Microsoftが掲載していた求人情報から、同社はSoC、CPU、GPUを設計した経験を持つ人材を募集していることが明らかになりました。
また、技術者向け求人情報サイトに掲載された情報から、採用された人材はMicrosoftにおいてARMアーキテクチャを採用するSoCを「Microsoft Silicon Team」の一員として開発することになるのが確認されたと、Windows Latestは述べています。
この動きは、MicrosoftがSoCを自社開発し、それとAIに最適化したWindows 12を2024年末にリリースするのに関連していると、同メディアは予想しています。
QualcommはAppleシリコン対抗品の試験中と噂
Appleシリコン搭載Macへの対抗策として、Qualcommも「コードネーム:Oryon」を開発、Snapdragon 8cx Gen 4として早ければ2023年末に発売するべく、ベンダー向けにエンジニアリングサンプルが出荷されている模様です。
Snapdragon 8cx Gen 4はAppleシリコンと異なり、外部GPUもサポートすると噂されていますので、実現した場合はARMアーキテクチャに最適化されたWindows 12と組み合わせることで大幅な性能向上が実現される可能性があります。
Source:Windows Latest
Photo:Tech Journey
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