macOS Venturaを未対応の旧Macで動作させるツールの最新バージョンが公開

OpenCore Legacy Patcher

OpenCore Legacy Patcher
 
今年初め、ある開発者グループが、サポート対象外のMacにmacOS Venturaをインストールするためのツール「OpenCore Legacy Patcher(OCLP」を開発しました。このツールは、これまでベータ版ソフトウェアでしたが、OpenCore Legacy Patche 6.0が正式にリリースされたことで、このツールを試したいユーザーなら誰でも利用できるようになりました。

OpenCore Legacy Patche 6.0がリリース

OpenCore Legacy Patcheは、Appleの正式なサポートなしに古いMac上で、macOS Big SurmacOS Montereyを実行できるツールです。このツールは、Apple以外のPCでmacOSを実行するための方法としてよく知られているHackintoshに使用されているのと同じOpenCoreのブートローダをベースとしています。
 
macOS Venturaの最初のベータ版がリリースされてから2カ月後、OCLPの開発者は、このツールを使うことでmacOS Venturaが実行できている古いMacのデモを行いました。しかし、OCLPをmacOS Venturaに対応させることは、容易なことではありませんでした。これは、AppleがmacOS 13からレガシードライバーのほとんどを削除しており、macOS Venturaでは、第7世代以前のIntel CPUを搭載したMacを一切サポートしなくなったためだと開発者は説明しています。
 
このような制限があるにも関わらず、OCLPの最新バージョンでは、製造中止となったMacを甦らせることに成功しています。
 
OCLPでmacOS Venturaを実行できるMacモデルは、以下の通りです。
 

  • 2008年-2016年 MacBook
  • 2009年-2017年 MacBook Air
  • 2008年-2016年 MacBook Pro
  • 2009年-2017年 Mac mini
  • 2007年-2017年 iMac
  • 2008年-2013年 Mac Pro

 
このプロジェクトはAppleに許可されているものではなく、開発途上にあるため、期待通りに動作しないことがあります。
 
 
Source:GitHub via 9to5Mac
Photo:9to5Mac
(m7000)

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この記事を書いた人

本職はWebデザイナーでMacBook Airを10年以上愛用中。iPhone Maniaのライターとしては、2020年から活動開始。iPhone歴は4s→6→7→XS→12 Pro Max。

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