Apple、2023年に新型HomePod発売、S8チップ搭載で価格引き下げか

 
Appleが2023年に新型HomePodを発売する、とBloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレターPower Onで伝えています。2018年に発売された初代モデルと外観は似ていますが、価格が引き下げられる模様です。

S8チップ搭載、タッチコントロールが進化する次期HomePod

マーク・ガーマン氏は、2023年に発表・発売が期待される製品として、複合現実（MR）ヘッドセットや15インチの新型MacBook Airなどと並んで、大型のHomePodの復活を挙げています。
 
2023年のHomePodは、Apple Watch UltraやApple Watch Series 8と同じS8チップを搭載し、タッチコントロールパネルが変更される以外に特に革新的な変化はない、とガーマン氏は伝えています。
 
また、外観は初代モデルと似ており、価格が引き下げられるとのことです。

iOS16には次期HomePodを示唆する記述も

新型HomePodについてガーマン氏は昨年、天面のタッチセンサーがマルチタッチ式になると伝えています。
 
2022年5月には、Appleのサプライチェーンに独自の情報網を持つ著名アナリストのミンチー・クオ氏が、新型HomePodの発売時期は2022年第4四半期（10月〜12月）から2023年第1四半期（1月〜3月）との予測を発表しています。
 
2022年6月には、iOS16のベータから新型HomePodを指すとみられる「AudioAccessory6」の記述が発見されて話題となりました。

値下げされるも販売で苦戦した初代HomePod

初代HomePodは、2017年6月の世界開発者会議（WWDC17）で発表され、2018年2月に販売が開始されましたが、AmazonやGoogleから販売されるライバル製品と比べて価格が高いこともあり、販売の苦戦が伝えられていました。
 
その後、AppleはHomePodの価格を引き下げたものの、2021年3月には販売を終了しており、現在、Appleが販売しているスマートスピーカーは2020年10月に発売されたHomePod miniのみです。

 
 
Source:Power On
Photo:Apple
(hato)