iPhone15に搭載のA17チップ、iPhone14のA15より35%省電力に

2022年9月 AppleEvent iPhone14 Pro A16 Bionic

2022年9月 AppleEvent iPhone14 Pro A16 Bionic
 
iPhone15に搭載されるA17プロセッサは、iPhone14のA15 Bionicプロセッサよりも35%省電力になると見込まれます。TSMCが、3nmプロセスのチップは5nmプロセスよりも35%省電力になると説明しています。

TSMC、3nmプロセスの製造を開始

iPhoneやMacの頭脳であるAppleシリコンの製造を一手に担うTSMCの現在の最新鋭プロセッサは、4nmプロセスで製造され、iPhone14 Proに搭載されているA16 Bionicです。
 
TSMCは、iPhone15に搭載されるA17に採用が見込まれる3nmプロセスでの製造ラインを稼働させています。
 
TSMCは、3nmプロセスで製造されたプロセッサは5nmよりも高性能でありながら、消費電力が35%少なくなると説明しています。
 
性能向上について具体的な数値を示さずに、省電力性能について35%という具体的な数字を示すということは、A17プロセッサは省電力性能に注力したプロセッサになるのではないか、と9to5Macは指摘しています。

3nmプロセスの性能向上率はあまり高くないとの指摘も

次期MacBook Proへの搭載が見込まれるM2 Pro/M2 Maxや、次期iMacに搭載と噂のあるM3も、TSMCの3nmプロセスで製造されると予測されています。
 
なお、中国メディアiMediaは先日、3nmプロセスで製造されるプロセッサは、製造コストの割に処理性能の向上率が高くないのではないか、との予測を伝えています。
 
 
Source:Bloomberg, 9to5Mac
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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