3年前にローンチしたApple Card、いまだに米国のみで利用可
AppleのクレジットカードApple Cardが米国で展開されてから3年が経ちますが、まだ利用地域は米国のみとなっており、その他の国々への拡大は実現していません。
カナダでの展開が米国外では初に?
Apple Cardが米国以外で特に大きな意味を持つとされているのはカナダ市場です。カナダ銀行協会によると、iPhoneの市場シェアは50%を超えており、2021年1月時点でVisaとMastercardのカードは7,620万枚発行されているとのことです。
カナダでは昨年すでにApple Cardの商標が承認されていますが、Appleはカードを国際的に展開する計画をまだ発表していません。
英国でも導入が始まる可能性も
Appleは今年に入ってからオープンバンキングを手掛けるスタートアップ企業Credit Kudosを買収しています。
英国には中国に次ぐ数のApple Storeが存在することから、同国で先にApple Cardの国際導入が実現するのではないかとの見方もあります。
Apple Cardの特典とは
投資銀行のGoldman SachsとMastercardとの提携で実現したApple Cardは、iPhoneやApple Watchのウォレットアプリで管理でき、色分けされた支出明細、日次で支払われるキャッシュバック、新しいApple製品を購入するための無利子融資オプション、延滞残高に対する金利手数料以外のあらゆる手数料が無料など、さまざまな特徴を備えています。
また、非接触型決済に対応していない店舗で利用できる物理的なApple Cardも用意されています。
Source:MacRumors
Photo:Apple
(lexi)