iPhone14の製造・出荷に地政学リスクは影響しない〜著名アナリストが見解

    Apple Park AppleEvent 2020年10月

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    昨今の不安定な世界情勢も、iPhone14の量産や出荷には影響せず、計画どおりだろう、と著名アナリストのミンチー・クオ氏が見通しを語っています。

    投資家らの不安の声を一蹴

    現地時間9月13日、あるいは9月6日と見込まれるiPhone14の発表まであと1カ月ほどと迫る中、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や、米中関係の緊張の高まりといった地政学リスクの影響への懸念も聞かれます。
     
    しかし、Appleに関する精度の高い予測で知られるTF International Securitiesのアナリスト、ミンチー・クオ氏(@mingchikuo)は、iPhone14の量産については影響しない、と述べています。
     

    一部の投資家が、iPhone14の量産や出荷スケジュールに地政学リスクが影響するのではないかと心配している。しかし、私の最新の調査では、現時点においてiPhone14のサプライチェーンは影響を受けていない

     


     

    iPhone14の販売価格はiPhone13と同等との報道も

    製造・流通コストの上昇に伴い、iPhone14の販売価格が引き上げられるのではないかとの心配の声もあがっています。
     
    しかし、Bloombergのマーク・ガーマン記者は、iPhone14の販売価格がiPhone13から据え置かれるだろうと報じています。
     
    その理由についてガーマン氏は、世界経済の先行き不透明感が強まり、消費者がスマートフォンへの支出を控えないよう、Appleがコスト増加分を負担し価格引き上げを見送るため、と予測しています。
     
    ガーマン氏は、Appleが一部の部門で人材採用を抑制し投資規模も縮小していると報じているほか、以前は積極的だった企業買収にもここ2年間は慎重な姿勢を取っていると指摘しています。

     
     
    Source:郭明錤 (Ming-Chi Kuo)/Twitter
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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