Apple、来年の採用と投資ペースを鈍化〜景気の先行き不透明を懸念

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    Appleは来年、社内の一部部門については、採用や投資を控える決定を下したことが、関係者の話から明らかになりました。米メディアBloombergのマーク・ガーマン記者が報じています。

    MRヘッドセット開発などには適用されず

    ガーマン記者によると、Appleは毎年一定の予算を、主要事業部門の研究開発、リソース、雇用に振り分けていますが、2023年については一部の部門における採用人数や予算が例年よりも少なくなる見通しです。
     
    ただしこの決定は全社的なものではなく、2015年以来の新カテゴリーとなる複合現実(MR)ヘッドセットを含む、2023年発売予定の新製品開発部門には適用されないとのことです。これらの部門においては、Appleは2023年も積極的な投資と採用を行っていくと、同記者は記しています。

    報道後、Appleの株価が下がる

    しかしCOVID-19の影響による中国でのサプライチェーンの操業停止、ロシアによるウクライナ侵攻、インフレといった様々な要因を鑑み、一部部門においては予算の配分や新規採用を抑える模様です。
     
    この報道の直後、Appleの株価は約2%下がりました。
     
     
    Source:Bloomberg
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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