AppleのAR/VRヘッドセット、ジョナサン・アイブ氏がデザイン関与か

24インチimac m1 ジョニー・アイブ

24インチimac m1 ジョニー・アイブ
 
開発情報が断続的に入ってくるにもかかわらず、依然として公式に製品発表されないAppleのAR(拡張現実)/VR(仮想現実)ヘッドセットですが、同社を数年前に退社したジョナサン・アイブ氏がデザインに関わっているとの観測が新たに登場しています。

退社後も強く存在感発揮

企業の内部情報に詳しいThe Informationによれば、2019年にAppleを退社したジョナサン・アイブ元最高デザイン責任者(CDO)が、外部コンサルタントとしてヘッドセットの開発プロジェクトに関わっているそうです。
 
アイブ氏は様々なデザイン・コンサルティング業務をAppleから請け負っていますが、事情通によると、その中の一つにヘッドセットが含まれているとのことです。レポートは具体的に、アイブ氏がバッテリーやカメラの配置、人間工学にこだわり、エンジニアの意見に負けないよう、自身が率いていた元チームを手助けしていると述べています。
 
また、同じデザインに固執しているわけでもないようで、初期のプロトタイプではバッテリーをヘッドバンドに搭載していたものの、現在はバッテリーをユーザーが身につけヘッドセットと繋ぐデザインへとシフトしているようです。これによって、ヘッドセットはMagic Leapのようにかなりスリムなデザインになるとのことです(最終的なデザインかは不明)。
 
なお複数の関係者の証言として、ヘッドセットのデザイン変更について承認を得るために、すでにAppleを去ったはずのアイブ氏のもとまで社員が出向くこともあったことも明かされており、まだApple内で強い影響力を持っていることがうかがえます。

2022年秋の新作発表会で期待できる?

プロジェクトチームがApple社内で冷遇されているとの指摘も出る一方で、公式発表を間近に控えており社内の取締役会でデモンストレーションされたとの観測も登場し、情報は錯綜しています。
 
Appleに関する正確な情報で知られるマーク・ガーマン氏は2022年末までに発表され、2023年には発売に至ると述べているだけに、M1搭載のiMacに続いて、秋の新作発表会ではアイブ氏が関わったヘッドセットを目にすることができるのでしょうか。
 
 
Source:The Information,MacRumors
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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