iOS15.2リリース時に利用できる機能、できない機能
iOS15.2の正式リリースが直前まで迫っていますが、公開時にどの機能が利用可能となるのでしょうか?
iOS15.2公開時に利用できる機能とは?
Bloombergのマーク・ガーマン記者が、自身のニュースレターでiOS15.2の正式版のリリース時に利用できる機能、できない機能をリスト化しています。
公開時に利用できるようになるのは、次の機能です。
- 子供が使用するデバイス上のiMessageでのヌード検出
- デジタル遺産プログラム
- Appプライバシーレポート
iMessageでのヌード検出
Appleは子供を守るための3つの新たな機能を今年8月に発表しました。「iMessageで性的画像を送受信すると子供と保護者に警告し、画像をぼかす機能」「性的虐待画像として登録された画像を検出し、報告する機能」「SiriやSpotlight検索で児童保護に関する情報の提供機能」です。
これらの機能はプライバシー保護の観点から問題が指摘されていましたが、AppleはiOS15.2でiMessageのヌード検出機能をリリースする見通しであるとのことです。
子どもが所有するiPhone、iPad、Macは、メッセージアプリで送受信される画像を解析し、ヌードを検出します。ヌード画像が検出された場合、画像はぼかされて表示され、子どもが閲覧する前に警告が表示されます。また、子どもがヌード画像を送信しようとした場合にも、警告が表示されます。
デジタル遺産プログラム
ユーザーの死後にApple IDのアカウントからデータをダウンロード可能な人物を指定できる「デジタル遺産プログラム」が、iOS15.2で利用可能となります。
データへのアクセスには、アクセスキーと死亡証明書が必要となっています。
Appプライバシーレポート
iOS15とiPadOS15では「Appアクティビティを記録」機能が登場し、デバイス上のアプリによるセンサーやデータ、インターネットへのアクセスに関する概要をユーザーが保存できるようになりました。
iOS15.2では、「Appプライバシーレポート」という新しいUIでこのアクティビティが表示されるようになります。
レポートでAppアクティビティを確認するには、「設定」>「プライバシー」>「Appプライバシーレポート」にて「Appプライバシーレポート」をオンにします。
iOS15.2で利用できない機能
MacとiPadの間でシームレスに作業をすることが可能となるユニバーサルコントロールと、ウォレットアプリでのIDカード追加機能は、iOS15.2で実装は実現しないことがわかっています。
Source:Bloomberg
(lexi)