iOS15.2 RCが開発者と一般登録ユーザー向けにリリース
Appleは現地時間12月7日、iOS15.2のリリースキャンディデート(RC)を、開発者および一般登録ユーザー向けにリリースしました。RCとはベータ版の最終版であり、正式版の公開が間近に迫っていることを意味しています。
iOS15.2リリースノート(和訳)
以下、リリースノートの和訳を掲載します。
iOS15.2では、Siriを利用して音楽にアクセスできる新しいサブスクリプション「Apple Music Voice Plan」が追加されます。このアップデートには、「メッセージ」における子どもと親のための新たな安全機能「Appプライバシーレポート」やその他の機能、そしてバグ修正が含まれています。
Apple Music Voice Plan
- Apple Music Voice PlanはSiriを利用して、Apple Musicの全楽曲、プレイリスト、ステーションにアクセスできる、新しいサブスクリプションです
- 「Just Ask Siri」は、今までの視聴履歴や好みを元に、音楽を推奨
- 「Play it Again」を使うと最近再生した音楽のリストへアクセス
プライバシー
- 「設定」のAppプライバシーレポートでは、過去7日間において、アプリがユーザーの位置、写真、カメラ、マイク、連絡先などに、どのくらいの頻度でアクセスしたのか、またどのようなネットワーク活動を行っているのかが確認可能に
メッセージ
- コミュニケーションの安全設定を行うと、子どもがヌードを含む写真を送受信すると警告
- 警告には子どもがヌードを含む写真を受信した場合にどうすべきかの参考になるリソースも含まれる
Siriと検索
- 子どもや親がより安全にオンラインを利用し、危険にさらされたときに助けを求められるよう、Siri、Spotlight、Safari検索のガイダンスが拡張
Apple ID
- デジタルレガシーにより、ユーザーは自分の死後に、自分のiCloudアカウントや個人情報にアクセスできる人々を「レガシーコンタクト」として指名
カメラ
- iPhone13 ProとiPhone13 Pro Maxで、超広角レンズを使ったマクロモードのオンオフ切り替えが「設定」アプリで可能に
TVアプリ
- 「ストア」タブだけで、映画やテレビ番組のブラウズ、購入、レンタルがすべて可能に
CarPlay
- 「マップ」の市街地マップが機能拡張され、左折車線、自転車専用道路、歩道などが一部都市で表示
このリリースには以下の機能改良も含まれます。
- ユニークでランダムなメールアドレスを作成する「メールプライバシー保護」が、iCloud+加入者のメールアプリでも利用可能に
- 省電力モード時でも最高5時間まで「探す」でiPhoneを探索
- 「株価」でティッカーの通貨、現在までのパフォーマンスが確認可能に
- 「リマインダー」「メモ」でタグの削除と名称変更が可能に
このリリースには以下のバグ修正も含まれます。
- VoiceOver起動時やiPhoneのロック時にSiriが反応しない問題
- サードパーティーの画像編集アプリで見るとProRAW写真が露出過度に見える問題
- ガレージドアがHomeKitのシーンに含まれていると、iPhoneロック時にCarPlayから操作できない問題
- CarPlayが特定のアプリにおいてNow Playing情報をアップデートしない問題
- iPhone13シリーズにおいて動画ストリーミングアプリのコンテンツがロードされない問題
- Microsoft Exchangeにおいて、カレンダーアプリが間違った日付を表示する問題
Source:Apple
(lunatic)