AppleがiPhone13のノッチを20%小さくできた技術に関する特許が公開
iPhone13シリーズではiPhone12シリーズに比べ、ノッチが20%小さくなり画面表示領域が拡大されました。
このノッチサイズ縮小に関するAppleの特許が公開されています。
光源をノッチ外に移動
米国特許商標庁(USPTO)が公開した特許によると、Face IDのために必要な光源をノッチ外に移動させたことで、ノッチサイズの縮小に成功したようです。
Face IDはAppleの顔認証技術であり、約3万本の赤外線ビームを顔に向かって放射し、反射して戻ってきたビームを赤外線センサーで捉え、本人かどうかの判定をおこなうものです。
上の図において、「Optical radiation Source」と書かれた部分がFace IDに必要な赤外線ビームのための光源であり、これをノッチ外に移動させたことによりノッチサイズを小さくできました。
iFixitの分解解析によると、光源である投光イルミネーターとドットプロジェクターが、ひとつのモジュールに統合され、モジュールの端から中央へ移動しているとのことです。
AR/VRデバイスやスマートグラスへの応用も
この技術が対象としているのはiPhoneのFace IDだけではなく、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)デバイスやスマートグラスも対象としています。
ノッチについては、M1X搭載MacBook Proにノッチが存在するという情報があったり、iPhone14 Proではノッチがなくなるという情報があったりします。
Source: USPTO via Patently Apple
(ハウザー)