Microsoft、Windows 11でのアップデートを軽くするための改善内容公開
Windowsを仕事に使っている方にとってWindowsアップデートは、なぜか忙しいときに限って実行されて仕事の邪魔をするものと思われているのではないでしょうか。
MicrosoftはWindows 11において、アップデートのサイズを約40%削減したり、ユーザーの操作を妨げずに実行したりするとしていましたが、その詳細な内容が明らかになりました。
アップデートのうち必要なものだけをダウンロード
まず、Windows 11ではWindowsアップデートの際、必要な部分だけをサーバーからダウンロードして適用するようになるそうです。
従来はアップデートに含まれるパッケージのうち、一部がすでにパソコンのなかにあったとしても、パッケージをまるごとダウンロードして適用していました。
これに対してWindows 11では、Windowsアップデートの際にすでにパソコン上にあって適用が不要であるものを検出するようにします。
これにより、アップデートのサイズが約40%削減されるそうです。
アップデートのサイズが減ればそれだけパソコンが占有される時間が減り、ほかの作業への影響が少なくなることが期待されます。
新しい人工知能や機械学習技術を使ってアップデートを実行する時間を決定
もう1つの改善点が、アップデートを実行する時間の決定方法です。
Windows 11は新しい人工知能(AI)や機械学習(ML)技術を利用し、ユーザーがパソコンをあまり使用していない時間帯を判断します。
忙しいことが多い時間帯にWindowsアップデートが実行されると作業に大きな影響が出ますが、比較的パソコンが使われていない時間帯にアップデート適用することで、ユーザーの操作をできるだけ邪魔することなくアップデートがおこなえます。
Windows 11は2021年10月5日(火)にリリース予定です。
Windows 11にアップデート可能かどうかはPC正常性チェックアプリで確認可能です。
最低システム要件を満たさない場合でも権利放棄に同意することでアップデート可能という情報もあります。
Windows 11にはx86版のほかにArm版も存在しますが、M1チップを搭載したMacをサポートする予定はないとのことです。
Source: Windows Latest
(ハウザー)