日本での5Gスマホ出荷台数、2021年上半期に43.2%に達する~iPhoneが好調

高速な5G通信は世界中で普及が進んでいますが、日本でも普及が大きく進んでいるようです。
2021年上半期の5G通信対応スマートフォンの出荷台数の割合は43.2%に達しました。特にAppleのiPhone12シリーズが強いようです。
43.2%に達した日本の5Gスマホ出荷台数の割合
調査会社のCounterpointによると、2021年上半期に日本で出荷された5G通信対応スマートフォンの割合は、全体の43.2%に達したとのことです。
この割合は2020年上半期には2.1%、2020年下半期には26.3%だったのに対し、大きく伸びています。
また、2021年上半期のスマートフォン出荷台数は前年同期比27%増の1,970万台となりましたが、これは4G通信対応スマートフォンから5G通信対応スマートフォンへの買い替え需要によるものと考えられます。
iPhone12一強の状況が変化
2020年下半期において5G通信対応スマートフォン市場を牽引したのはiPhone12シリーズでした。
Appleは日本で50%近いスマートフォン市場シェアを維持しています。
しかしながら、その状況は2021年上半期になると変化し、低価格帯および中価格帯の5G通信対応スマートフォンが急成長しました。
これにより、日本のスマートフォン市場はすべての価格帯において5G通信対応スマートフォンが順調に浸透しているとのことです。
iPhone13シリーズが市場をリード
Appleは第2世代iPhone SEが好調で、2021年上半期において日本でのベストセラーモデルとなりました。
また、iPhone12シリーズは800ドル(約88,272円)以上の価格帯で62%のシェアを記録し、好調を維持しました。
2021年下半期はiPhone13シリーズが日本市場をリードするとみられています。
Source: Counterpoint
(ハウザー)