iPhone13のシネマティックモードを使ったミュージックビデオが公開される

iPhone13シリーズの新機能であるシネマティックモードは、スマートフォンで映画のような動画を撮影できる機能としてAppleも大々的にアピールをおこなっています。
そんなシネマティックモードを使って撮影したミュージックビデオが2本、YouTube上に公開されました。
明るいシーンではボケ味がリアル
これらの動画はYouTuberのジョナサン・モリソンが、ジュリア・ウルフとアリエル・ビューと一緒に撮影しました。
一本目の動画では、カリフォルニア州クレアモントの街を散歩しながら曲を歌うウルフの姿が撮影されています。
シネマティックモードは自動的に被写体を認識し、人物などをぼやけた背景のなかに浮かび上がらせることできます。
ぼやけ具合は後から手動で調整することもでき、プロのカメラマンもこの機能を印象的に感じたと述べました。
動画では、明るいシーンにおいて人物が車、店、建物を通り過ぎるときに適用されるボケ味がリアルであり、高い効果を感じさせます。
低照度環境ではシネマティックモードは苦しい
しかしながらシネマティックモードは、薄暗いシーンになると髪の毛の周りなどに人工的な印象を受ける効果が発生し、違和感を覚えます。
このことをより強調したのが2本目の動画です。
こちらの動画では夕日を背景にミュージシャンが道路の真ん中で演奏するというものです。
コントラストの低い低照度環境では、人物とそれ以外の境界線を引くのが難しいと考えられ、そのため人物のシルエットの周りにぼんやりとした後光が生じています。
一方、Dolby Visionのサポートにより、光と影が混在するシーンにもかかわらず動画のダイナミックレンジは非常に良好です。
iPhone13シリーズのカメラにはほかにもさまざまな改善が施され、プロの写真家であるオースティン・マン氏も絶賛しています。
Source: Jonathan & Friends/YouTube (1), (2) via AppleInsider
(ハウザー)