iOS15がリリース、ユーザーの集中力と探求心を高めるパワフルなアップデート
みんなとつながったり、集中したり、世界を拡げたり、優れた新機能の数々が利用可能なiOS15の正式版がリリースされました。
1日の中で集中力を高めるための強力なツール
iOS15では、ユーザーがその瞬間に集中したいことに基づいて通知をフィルタリングすることで、気が散ることを減らすための「集中モード」が導入されました。自分の集中モードを作って、今していることに合わせて通知をフィルタリングできます。例えば、勤務時間中に「仕事に集中」を設定すれば、同僚や仕事で使うアプリケーションからの通知だけを許可することができます。
集中モードで通知を許可されている人以外には、通知を受け取らないようにしていることを知らせてくれます。誰かがメッセージアプリで連絡しようとすると、状況がすぐに表示され、相手に対し邪魔をしないよう配慮をうながします。
Appleマップでナビゲーション&探検
iOS15のマップは、見た目がより美しくなっており、近隣地域、商業地区、ビル、カスタムデザインされたランドマークなど、これまでにないレベルの詳細情報を提供してくれます。
ナビゲーションでは、ターンレーン、中央分離帯、横断歩道、歩道などを容易に確認できるよう、道路の詳細を表示する新しい3Dビューを採用しています。
また、色あざやかでインタラクティブな3D地球儀で、山脈、砂漠、熱帯雨林、水域などを詳細に表示できます。
加えて、最寄りの交通機関の出発時刻をワンタップですべてチェックできるようになりました。お気に入りの路線をピンで固定することも可能です。
新しくなった交通機関のマップは、選択した交通機関のルートを自動的に追従し、降車時間が近づくとユーザーに通知してくれます。
写真のテキスト認識表示、高度なSpotlight検索
すべての写真の中のテキストが完全にインタラクティブになるので、コピー&ペースト、検索、翻訳などの機能が使えます。ユーザーは、電話番号の画像をタップして電話をかけたり、Webアドレスの画像をタップしてSafariでページを開いたりすることができます。また、カメラアプリでは、Neural Engineの力により、近所のコーヒーショップに表示されているWi-Fiパスワードなど、その場にあるテキストをすばやく認識してコピーすることができます。
iPhoneの検索窓Spotlightは、ロック画面から直接アクセスできるようになり、写真アプリからの情報を使って場所、人、風景、さらには犬や車といった被写体も写真ライブラリ全体で検索できるようになっています。写真のテキスト認識表示と組み合わせると、Spotlightから写真の中のテキストや手書き文字を見つけることも可能です。
プレミアム機能を備えたiCloud+
iCloud+は、iCloudのすべての機能に加えて、「メールを非公開」「HomeKitセキュアビデオ」「オリジナルのEメールドメイン」そして、今はまだベータ状態ですが、「iCloudプライベートリレー」を利用できます。
iCloud+プランは、同じファミリー共有グループの人と共有可能となっています。
他にも新機能が目白押し
上記以外にも、FaceTimeの大幅な機能拡張や、メッセージアプリの「あなたと共有」セクション、通知機能のデザインの一新、デザインが刷新されたSafari、Walletアプリへの車のキーの追加、生まれ変わった天気アプリ、共有されたメモの便利な新機能、メモリーの過去最大のアップデートなど、役に立つ新機能がいっぱいです。
iOS15のリリースノートの全文をまとめた記事も公開されています。
iOS14.8を介さなくてもiOS15にはアプデ可能
Appleは以前から、iOS14かiOS15を自由に選べると言っていたこともあり、実際にiOS14.8を介さなくてもiOS15へと直接アップデートが可能となっています。
14.8にアップデートしていなくても、 #iOS15 からアップデートできるようです。 https://t.co/vmnqkALCBI pic.twitter.com/MgRoKqCyf5
— iPhone Mania (@iPhoneMania_jp) September 20, 2021