Samsung、Exynos 1200にはAMDのmRDNAアーキテクチャGPUを搭載しない?

Exynos 1200の画像

Exynos 1200の画像
 
Samsungは次期フラッグシップ システム・オン・チップ(SoC)であるExynos 2200にAMDと協業して開発したmRDNAアーキテクチャのGPUを搭載するといわれています。
 
同じく新登場するといわれているExynos 1200にもこのGPUを採用するという情報がありましたが、どうやら従来のExynosシリーズと同じく、Arm製のGPUを搭載するようです。

GPUとしてArm Mali-G68を搭載

Geekbenchに投稿されたExynos 1200のものとされる結果によると、このSoCにはGPUとしてArm Mali-G68を搭載するようです。
 
このExynos 1200には、Exynos 2200と同じく、AMD製のGPUが搭載されるといわれていましたが、実際には従来のExynosシリーズと同様Arm製GPUの採用でした。
 
Geekbench上のCPU性能は、シングルコアで759、マルチコアで1,878であり、このチップが狙うミドルレンジスマートフォン市場に適したスコアとなっています。
 
Exynos 1200のGeekbenchの結果

Samsung製のスマートフォンには搭載されない?

このExynos 1200は、Samsung製のSoCでありながら、SamsungのGalaxyシリーズのスマートフォンには搭載されないとみられています。
 
Exynos 1200の前世代に当たるExynos 1080もVivoのスマートフォンのみに採用されており、Exynos 1200も同じく外販専用のSoCとなるようです。
 
SamsungExynos 2200に仕様違いの3つのバリエーションを作るといわれており、自社のスマートフォンはこれで賄うのかもしれません。
 
Exynos 1200の正式発表時期は不明です。

 
 
Source: SamMobile
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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