Epic Games、Appleに約6億6,000万円を支払う

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対Appleとの裁判の判決に従い、Epic GamesはAppleに対し600万ドル(約6億6,000万円)を支払ったことが明らかになりました。Epic Gamesの最高経営責任者(CEO)であるティム・スイーニー氏がツイートしました。

裁判所、Epic Gamesに滞納分の手数料支払いを命じる

米地方裁判所は、App Storeの手数料を巡るEpic Games対Appleの裁判において、AppleがApp Store内でアプリ内課金以外の決済システムを認めないのは反競争的であるとの判決を下した一方で、Appleが独占禁止法に違反しているとのEpic Gamesの主張は退け、Epic Gamesに対し、滞納している未払いの手数料を支払うよう命じました。
 
判決が下された時点では、Epic GamesがAppleに対して支払う未払い手数料の金額は明かされていませんでしたが、スイーニーCEOのツイートにより、600万ドルであることが判明しました。
 

アプリが削除されても支払い義務は消滅しない

米メディアWashington Postによると、2020年8月〜10月のiOS版Fortniteの売上高は1,200万ドル超でした。裁判所はこの30%(App Storeの手数料)、つまり約360万ドルに加え、その後裁判継続中にEpic GamesがiOS版Fortniteから得た売上の30%も、Appleに支払うよう命じています。
 
Fortniteは2020年8月にApp Storeから削除されていますが、すでに同ゲームをダウンロードしているユーザーが課金する場合はApp Storeを利用するため、2020年8月以降もEpic GamesにはAppleへの手数料支払い義務がある、と裁判所は判断したことになります。
 
なおEpic Gamesはこの判決を不服として、上告する構えです。

 
 
Source:Tim Sweeney/Twitter, Washington Post
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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