2021年4月〜6月の国内PC出荷台数シェア、Macは8.6%。M1が好調

Apple Mac macOS Monterey

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IDC Japanによると、2021年第2四半期(4月〜6月)のトラディショナルPCの出荷台数は328万台で、コロナ関連で需要が伸びた前年同期と比べて17.8%のマイナスでした。カンパニー別で、AppleはM1 Macの好調により出荷台数を伸ばしています。

国内PC出荷台数は328万台で前年同期比17.8%減

IDC Japanは9月2日、日本国内における2021年第2四半期(4月〜6月)のトラディショナルPCの出荷台数実績値を発表しました。
 
ここでいうトラディショナルPCには、デスクトップ、ノートブック、ワークステーションが含まれます。
 
2021年第2四半期の出荷台数は328万台で、前年同期比で17.8%減少し、1年ぶりの前年同期比減となりました。
 
家庭向け市場では、2018年第4四半期から続いていたプラス成長が、減少に転じています。
 
これは、昨年はGIGAスクール構想やコロナ禍による在宅勤務・オンライン学習により伸びたノートブックPCの需要が、2021年第2四半期には落ち着いたほか、世界的な半導体不足により需要に応えられていないためとIDC Japanは分析しています。

Appleはシェア8.6%で3位

カンパニー別出荷台数シェアは、レノボ/NEC/富士通グループが36.8%でトップでした。
 
以下、日本HPが16.0%、デルが14.1%、Appleが8.6%、シャープ(ダイナブック)が7.3%と続いています。
 
前年同期比で出荷台数が伸びたのは、M1チップ搭載Macが好調なAppleのみで、上位3社は20%以上の落ち込みとなりました。
 
2021年第2四半期 国内トラディショナルPC市場実績値
 

Windows 11による効果には慎重

IDC Japanは、Windows 11による出荷台数の押し上げ効果は慎重に見極めたい、とコメントしています。
 
なお、Appleからは「M1X」搭載のMacBook Proが2021年内に発売されると噂されています。
 
 
Source:IDC Japan
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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