Apple Watch Series 7の製造問題に直面、血圧測定など新機構が影響?

Apple Watch Series 7 41 45 AD

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Nikkei Asiaが、AppleとサプライヤーはApple Watch Series 7製造における問題に直面しており、解決するまで製造を一時停止していると報じました。

デザインと内部構造の変更が、製造を困難に

Nikkei Asiaは、Apple Watch Series 7製造を困難にしている原因は、デザインと内部構造を大きく変えた点にあると指摘しています。
 
Nikkei Asiaが関係者から入手した情報によれば、量産開始前の小ロット生産においてサプライヤーが、電子モジュール、コンポーネント、ディスプレイを組み立てる際に製造上の問題が見つかったようです。
 
Appleとサプライヤーは、量産を始める前に適切な組立工程を構築するべく、製造ラインを停止して問題解決に取り組んでいるようです。
 
Apple Watch Series 7の量産開始時期は9月中旬の予定ですが、現時点で問題解決の見通しはたっていないとNikkei Asiaは記しています。
 
同メディアは、製造上の問題を事前に発見できなかったこと、問題解決に時間がかかっていることの理由に、新型コロナウイルス感染症の影響によりエンジニアの往来が自由にできない点をあげています。

血圧測定など新機能搭載により組み立てが困難?

Apple Watch Series 7の組み立てを困難にしている理由についてNikkei Asiaは、血圧測定などの新機能が搭載されるため、ケース内にこれまでよりも多くの部品を搭載する必要があるからだと記しています。
 
この点について、Apple Watch Series 7に新しいヘルスケア機能が搭載されることはないとの情報がありましたので、血圧測定機能が搭載されるのか、信憑性については不明です。
 
現在、Appleとサプライヤーはこの問題の解決に24時間体制で取り組んでおり、量産開始時期の遅れを最小限に留めるべく活動しているとNikkei Asiaは伝えています。

既存サプライヤーの中国Luxshareが組立業務から外れる

EMS Oneが、「Appleの認証が得られなかったことで、LuxshareはApple Watch Series 7の組立業務から外れる。それに伴い多数の組立作業員が解雇される」と報じていましたが、Luxshareが直面した製造上の問題も本件に関係しているのかもしれません。
 
 
Source:Nikkei Asia, EMS One
Photo:Appledsign/Facebook
(FT729)

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ZAURUS PI-6000以降、PDA、PC、Apple製品を多数使用するガジェット愛好家。iPhone Maniaでは2020年2月より、リーク情報、最新のApple製品情報、秋葉原情報を配信。Palm Treo 750vを米国で使用して以降、各種スマホ愛用中

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