iPadの不調でAppleがアメリカパソコン市場で2位に後退~2021年第2四半期

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    2021年第2四半期(4月~6月)におけるアメリカパソコン市場でAppleの出荷台数が前年同期の1位から2位に後退しました。M1チップ搭載のMacBookは好調であったものの、iPadの出荷台数が大きく減少したことが原因です。
     
    しかしながら、Appleは依然としてタブレット市場で45%のシェアを持ち首位の座を保っています。

    タブレットが低迷した2021年第2四半期

    調査会社のCanalysによると、2021年第2四半期におけるアメリカのパソコン市場の出荷台数は、前年同期比17%増の3,680万台であったとのことです。
     
    2021Q2のアメリカパソコン市場の出荷台数と成長率
     
    最も好調だったのはノートパソコンで出荷台数は前年同期比27%増、デスクトップパソコンも前年同期比23%増でした。
     
    一方、タブレットは出荷台数が1%減と低迷しました。
     
    これは、教育関係者の間でのタブレット離れや、新型コロナウイルスによる一般消費者向けの出荷の増加が落ち着いたことが原因です。

    MacBookの出荷台数が24%伸びるもiPadの不調で2位になったApple

    メーカー別にみると、前年同期に出荷台数が首位であったAppleが2位に後退しています。
     
    2021Q2のアメリカパソコン市場のメーカー別ランキング
     
    Appleは、M1チップ搭載MacBookが好調で、ノートパソコンの出荷台数が24%伸びたものの、iPadの出荷台数が減少したことが響き、トータルでは上位5メーカーのなかで唯一のマイナス成長となりました。
     
    2021Q2のアメリカタブレット市場のメーカー別シェア
     
    しかしながら、依然としてタブレット市場におけるAppleのシェアは高く、2位のAmazon(22%)に大差をつける45%のシェアで首位をキープしています。

     
     
    Source:Canalys via iMore
    (ハウザー)

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    この記事を書いた人

    本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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