Appleの動作速度抑制問題が再燃?欧州で訴訟に発展する可能性

    iFixit iphone12 バッテリー交換

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    バッテリーが劣化したiPhoneの動作速度抑制問題が、再燃するかも知れません。

    iPhone12とiOS14.6の組み合わせでも動作速度が抑制?

    スペインの消費者保護団体Organización de Consumidores y Usuarios(OCU)が、iOS14.5/14.5.1/14.6へアップデートしたiPhone12/11/XS/8の動作速度が抑制されているとして、Appleに文書を送付しました。
     
    OCUはAppleの対応が適切なものでなければ、法廷へ持ち込む覚悟だと同文書に記しています。文書にはOCUに加え、他の国の消費者保護団体であるAltroconsumo(イタリア)、Deco Proteste(ポルトガル)、Test-Achats(フランス)も名を連ねています。

    以前は複数の訴訟へと発展、Appleは正式に謝罪

    Appleは以前にも、古くなったiPhoneバッテリーが原因で、iPhoneが突然シャットダウンするなどの問題を防ぐためにパフォーマンスを制御していたことが問題視され、複数の訴訟が起きています
     
    Appleはこの問題について謝罪、バッテリー交換を割引価格で行った上に、iOS11.3でバッテリーの劣化状態をユーザーが確認できるようにし、iOS13ではバッテリーの劣化を抑制する「最適化されたバッテリー充電」機能を追加しています。
     
    しかしOCUは、最新のiPhone12とiOS14.6の組み合わせでも、パフォーマンスが抑制されていると主張しています。
     
    現時点ではAppleの対応は明らかにされておらず、訴訟にまで発展するかどうかは不明です。
     
     
    Source:iPhoneros via 9to5Mac
    Photo:iFixit
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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