【iOS11以降】iPhoneのバッテリー劣化状態を確認する方法

    iphone バッテリー
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    iPhoneのバッテリー劣化状態を確認する方法が知りたい

     
    iOS11.3 バッテリー 状態 iPhone ピークパフォーマンス

    A.

    古くなったiPhoneでiOSのバージョンを最新にした場合、動作速度などパフォーマンスが低下すると、2017年12月に話題になりました。これを受けてiOS11.3では、iPhoneのバッテリーの劣化状態を確認できる新たな設定項目が追加されました。この新機能「バッテリーの状態(ベータ)」は、iPhone6以降の機種が対象で、対象のiPhoneをiOS11.3にアップデートすることで利用できます。
     
    iOS13時点ではベータではなくなり、「バッテリーの状態」と表示が変わっているほか、最適化充電の新項目も追加されました。

     
    iPhoneのバッテリー状態を確認する方法
    パフォーマンスを管理する「ピークパフォーマンス性能」
    劣化したバッテリーを交換する方法
     

    iPhoneのバッテリー状態を確認する方法

    かんたんステップ

    4ステップ
    約5分
    • STEP1

      ホーム画面→「設定」

    • STEP2

      「バッテリー」

    • STEP3

      「バッテリーの状態(ベータ)」

    • STEP4

      最大容量などを確認する

    1
    「設定」を起動し、「バッテリー」をタップ
    iOS11.3 バッテリー 状態 iPhone ピークパフォーマンス

  • iPhoneのホーム画面から「設定」アプリを起動し、一覧をスクロールして「バッテリー」をタップします
  •  

    iOS11.3 バッテリー 状態 iPhone ピークパフォーマンス

  • 「バッテリーの状態(ベータ)をタップします
  • iOS11.3にアップデートできるiPhoneでも、iPhone6以前の場合はこの設定項目は表示されません
  •  

    2
    バッテリーの状態を確認する
  • そのiPhone機種の新品時のバッテリー容量を100%と考えたときに、比較して現在の状態がどの程度かを示すのが「最大容量」の項目です
  •  

    iOS11.3 バッテリー 状態 iPhone ピークパフォーマンス

  • 画像は購入から4カ月間毎日利用しているiPhoneですが、まだ劣化しておらず新品同様となっています
  • iPhoneに搭載されているバッテリーは、通常の利用方法で使用した場合、フル充電を500回繰り返した後も本来のバッテリー容量の最大80%を維持するように設計されています
  •  

    iOS11.3 バッテリー 状態 iPhone ピークパフォーマンス

  • こちらは購入から2年間毎日利用し、以降4カ月間は電源が切れていた状態のiPhoneです。新品時の容量と比べて約2割ほど劣化した82%となっています
  •  


    パフォーマンスを管理する「ピークパフォーマンス性能」

    iOS11.3 バッテリー 状態 iPhone ピークパフォーマンス
     
    すべてのiPhoneでは、バッテリーやシステム全体が仕様通りに動作するためのパフォーマンス管理機能が搭載されています。「ピークパフォーマンス性能」は、バッテリーの最大瞬時給電能力が低下したiPhoneで、突然のシャットダウンが最初に起きた場合にオンになります。ピークパフォーマンス性能の状態は、バッテリーの状態(ベータ)の設定項目から確認できます。
     
    2018年3月30日現在、ピークパフォーマンス機能の対応機種はiPhone6/6 Plus、iPhone6s/6s Plus、iPhone SE、iPhone7/7 Plusです。
     
    ※ 以下の画像はAppleサポート文書「iPhoneのバッテリーとパフォーマンス」より
     

    パフォーマンスが正常な状態

     

    iOS11.3 バッテリー 状態 iPhone ピークパフォーマンス

  • 画像のように「現在、標準のピークパフォーマンスに対応しています」と表示されているときは、パフォーマンスが正常な状態です
  •  

    パフォーマンス管理が適用された状態

     

    iOS11.3 バッテリー 状態 iPhone ピークパフォーマンス

  • 画像のように「必要なピーク電力をバッテリーが供給できなくなったため、突然のシャットダウンが発生しました」といったメッセージが表示された場合は、パフォーマンス管理が適用され、ピークパフォーマンス性能がオンになっている状態です
  •  

    パフォーマンス管理を手動でオフにした状態

     

    iOS11.3 バッテリー 状態 iPhone ピークパフォーマンス

  • 「無効にする」をタップしてピークパフォーマンス性能をオフにすると、画像のように「~パフォーマンス管理による保護を手動で無効にしています」と表示されます。無効にしてしまうと以後手動でのオンはできなくなります
  • 手動で無効にした場合も、その後突然のシャットダウンが起きた際に自動で再びオンになります
  •  

    バッテリーの状態が判定できない場合

     

    iOS11.3 バッテリー 状態 iPhone ピークパフォーマンス

  • 画像のように「バッテリーの状態を判定できません」と表示される場合は、iOSがiPhoneのバッテリー状況を判定できない状態です。原因として考えられるのは、バッテリーが正常に取り付けられていない、またはバッテリー部品が不明であるなどで、改善するにはApple正規サービスプロバイダに依頼します
  •  

    バッテリーが劣化している状態

     

    iOS11.3 バッテリー 状態 iPhone ピークパフォーマンス

  • 画像のように「お使いのバッテリーは著しく劣化しています」と表示された場合は、iPhoneのバッテリーが劣化している状態です。しかし安全性に問題はないため、問題なく引き続き利用することができます
  •  


    劣化したバッテリーを交換する方法

    iPhoneのバッテリー容量が80%未満に劣化した場合は、Apple正規サービスプロバイダでバッテリーを交換することで、動作速度が改善するなどパフォーマンスが良くなる可能性があります。
     
    関連記事

  • バッテリー交換前と後のiPhone6sのパフォーマンスの違いを比較した動画
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    購入1年間の製品保証、AppleCare+の保証期間内なら無償交換

     
    iPhoneの購入日から1年間は、Appleの製品限定保証が付いています。この製品限定保証にはバッテリーに不具合があった場合のサービス料が含まれているため、保証期間内であれば無償でバッテリー交換できます
     
    また1年間の製品保証の期間が終了している場合でも、有料保証サービスの「AppleCare+ for iPhone」に加入している場合は、AppleCare+の保証期間内であれば無償でバッテリー交換できます
     
    1年間の製品保証、AppleCare+の保証対象でない場合は、有償でのバッテリー交換となります。サービス料金は通常、8,800円(税別)ですが、2018年12月31日までの期間は、対象となるiPhone6以降の場合、1台につき1回限り3,200円の割引料金でバッテリー交換できます
     

    バッテリー交換の申し込み方法

     
    iPhoneのバッテリー交換を申し込むには、Appleサポートへの問い合わせからバッテリー交換を選択します。問い合わせページでは、Apple正規サービスプロバイダ、Genius Barでの持ち込み修理予約のほか、Appleサポートと電話またはチャットで相談することもできます。
     
    iOS11.3 バッテリー 状態 iPhone ピークパフォーマンス


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    この記事を書いた人

    前職は新聞社の校閲記者。経験を活かし2013年からライター、2016年から編集記者として活動中。iPhone歴は3GS→5s→6s Plus→X→11 Pro Max→12 Pro→14 Pro。

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