2021年第1四半期のスマートフォン向けSoC市場もMediaTekが首位を維持

MediaTekのDimensityの画像

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2020年にスマートフォン向けシステム・オン・チップ(SoC)のシェアで首位を獲得したMediaTekがさらにシェアを伸ばしました。2021年第1四半期(1月~3月)においても首位を維持し、2位以下との差を広げています。

35%のシェアで首位のMediaTek

調査会社のCounterpointによると、2021年第1四半期におけるスマートフォン向けSoC市場でMediaTekが35%のシェアを獲得して首位を維持しました。
 
2020年と2021年第1四半期のスマホ向けSoC市場のメーカー別シェア
 
2020年から2021Q1にかけてのスマホ向けSoCメーカー別シェア
 
前年同期比で+11%ポイント、前期比でも+3%ポイントとさらにシェアを伸ばしています。
 
2位のQualcommは前年同期比で-2%ポイント、前期比で+1%ポイントと、MediaTekとの差を広げられました。ただし、Qualcommは5Gベースバンド市場では64%のシェアを持ち首位となっています。
 
3位のAppleはiPhone12シリーズの好調に支えられ、前年同期比で+3%ポイントと成長しました。
 
アメリカからの制裁に苦しむHiSilicon(Huawei)は前年同期比で-7%ポイントとシェアを大きく落としています。

好調が続くMediaTek

MediaTekは2021年4月に前年同月比で78%の売り上げの成長を見せたり、2020年にスマートフォン向けSoC市場でシェア首位に立ったりするなど、好調が続いています。
 
Counterpointは2021年もMediaTekがシェアトップを維持すると予想しています。

 
 
Source:Counterpoint via Gizchina
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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