【レビュー】AirTagとTile、サウンドなどを比較

AirTag Tile 比較

AirTag Tile 比較
 
Appleの紛失防止タグのAirTagを購入したので、同分野の先駆者的存在のTileと持ち物を探す時のサウンドなどを比較してみました。

AirTagとTileを比較してみた

Appleが4月30日に販売を開始したAirTagは、iPhoneやMacの「探す」ネットワークを使って持ち物の場所を確認できるほか、UWB(超広帯域無線)技術のU1チップを内蔵し、iPhone11シリーズとiPhone12シリーズでは詳細な場所を確認可能です。
 
AirTagとTileのスペック比較は先日ご紹介しましたが、購入したAirTagと、筆者が以前から使っているTile Mate(2018年モデル)で比較してみました。
 
Tileには、薄型のTile Slimや音量を強化したTile Proがありますが、記事中では筆者が使用しているTile Mate(2018年モデル)を「Tile」と記載しています。

 

外観と質感

AirTagは、ステンレス面と白いプラスチック面の両方とも光沢があります。
 
AirTag レビュー
 
プラスチック側の質感は、AirPodsシリーズの充電ケースと似ていると感じました。先行レビュワーが指摘していたように、どちらの面も、使っているうちに傷がつきやすそうな感じはします。
 
AirTag レビュー
 
Tileの表面はマットな質感で、片方の面がホワイト、もう片方はグレーです。
 
Tile Mate 新品
 

2年間以上、カギに付けてポケットに入れて毎日持ち歩いているTileはこの状態です。表面に多くの傷がつき、ロゴも色褪せていますが、使用には支障ありません。
 
TIle 2年使用後
 

サイズと重量

AirTagは直径31.9ミリ、厚さ8ミリ、重量は11グラムです。Tileは、35ミリ x 35ミリ、厚さ6.2ミリ、重量は7グラムです。
 
どちらも電池を含む重さですが、Tileのほうが手にした時に軽いと感じることができます。

 

持ち物への取り付け

Tileは本体についた穴を使って、鍵などの持ち物に取り付けることができます。
 
一方、AirTagの本体に穴はないので、持ち物に取り付けるには、アクセサリー類が必要となります。今後、さまざまなブランドから、面白いアイデアの製品が登場することに期待したいところです。

耐水性能

AirTagは、IP67等級の防沫・耐水・防塵性能を持っています。
 
Tile Mateの2020年モデルには、IP55等級の防滴性能があります。

 

バッテリー交換の方法

AirTag、Tileともに、電源には一般的なボタン型電池を採用しており、簡単に交換できます。
 
AirTagはステンレス製カバーを指2本で押し回すと電池(CR2032)が出てきます。
 
AirTag 電池交換
 
Tileは、裏面の電池カバーをスライドさせると電池(CR1632)を交換できます。
 
TIle 電池交換
 

探す時に出せる音の違いは?

AirTagもTileも、iPhoneから音を鳴らして探すことができます。
 
AirTagで音を鳴らすには「探す」アプリで「持ち物を探す」から操作します。単純にサウンドを鳴らすことも、AirTagとの位置関係を表示しながら鳴らすこともできます。
 
AirTag 探す サウンド
 
音量はそれほど大きくありませんが、自宅内で他の部屋にいても気付ける音量と、聞き取りやすい音質だと感じました。音は数秒間、再生されてすぐに止まります。
 
Tileも、専用アプリで音を鳴らすことができます。音量は大きめです。アプリでは、鳴らすメロディーを選択して設定できます。音は、アプリを操作するまで鳴り続けます。
 
Tileサウンド
 

ちなみに、「探す」アプリから鳴らせるサウンドは、AirTagとAirPodsで似ています。AirTagの音はすぐ止まりますが、AirPodsでは、iPhoneから操作するまで音が鳴り続けます。
 
AirTag、TIle、そしてAirPods Proを探す時の音を動画にまとめてみました。
 

 
なお、AirTagからiPhoneで音を鳴らして探すことはできません。
 
Tileはボタンをダブルクリックすると、iPhoneから結構な大音量で軽やかなメロディが再生されます。筆者はポケットの中でTileがダブルクリックされてしまい、iPhoneが鳴り響いて慌てたことが数回あります。

AirTagの音を可視化してみた

AirTagにはスピーカー穴がありませんが、先日Appleが公開した図面から、白いプラスチック部分から音が出るらしいことはわかっています。
 
しかし、サウンド再生中に触れても、体感できるほどの振動がないため、霧吹きで水滴を作り、音を鳴らした動画を撮ってみました。
 
プラスチック部分の中心で振動が大きいように見えることから、スピーカーをドーム型のプラスチックで覆っているのではないかと推測されます。
 

 
 
(hato)

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