AirTag対Tile〜AirTagが優れている点3つとそうでない点3つ

Apple AirTag

Apple AirTag
 
予約受付が始まったばかりのAppleの紛失防止タグAirTagと、同様の機能を持ち以前から販売されているTileについて、AirTagのほうが優れている点3つと、Tileのほうが優れている点3つを、米メディアCNETのリック・ブロイダ氏がまとめていますのでご紹介します。

4月30日に発売

Appleはスペシャルイベント「Spring loaded.」において、紛失防止タグAirTagを発表しました。AirTagはAppleの「探す」ネットワークを利用して、モノの現在地を追跡・把握することが可能な便利ツールです。4月30日に1個3,800円、4個セット12,800円(ともに税込)で発売されます。

AirTagのほうが優れている点

大きさ

AirTag(31.9ミリ×31.9ミリ×8ミリ)は、Tileが展開するTile Mate(35ミリ×35ミリ×6.2ミリ)やTile Pro(42ミリ×42ミリ×6.5ミリ)よりも小さめです。唯一Tile Sticker(27ミリ×27ミリ×7.3ミリ)はAirTagよりも小型ですが、Stickerは電池交換ができません。
 
Tile
 

スマートさ

AirTagをiPhoneとペアリングするのはとても簡単で、AirTagとiPhoneを近づけるだけです(AirPodsのペアリングと同じ)。そしてU1超広帯域チップを搭載しているため、Tileよりも正確な位置情報の把握が可能です。
 

コミュニティ

AirTagは10億台を超えるアクティブなiPhoneの「探す」ネットワークを使うことができます。「探す」ネットワークの規模と比べると、Tileのユーザーコミュニティはごく小規模と言わざるを得ません。ただしAppleは「探す」ネットワークをサードパーティーに開放すると発表しているので、ブロイダ氏が言うようにコミュニティの大きさがAirTagの優位性となるかどうかはわかりません。

AirTagがTileよりも劣っている点

コミュニケーションが双方向ではない

Tileの場合、スマートフォンのアプリからTileを鳴らすだけでなく、Tileからスマホを鳴らすことが可能ですが、iPhoneからAirTagを鳴らすことができてもその逆はできません。
 

iPhoneでしか使えない

AirTagはiPhoneでしか利用できず、Androidスマホで使うことはできません。
 

アクセサリーなしではキーホルダーにつけられない

Tile MateとTile Proには本体に穴があるため、直接キーホルダーなどに取り付けることができますが、AirTagはApple純正もしくはサードパーティーのアクセサリーを購入しないと、取り付けることができません。

 
 
Source:CNET
(lunatic)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

特集

目次