イベントに登場したApple役員、新型iMacについて語る

    iMac

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    4月30日の発売に先駆けて、Appleのコリーン・ノビエリ氏とナブプリート・カロティ氏が現地時間4月26日に放送されたRelay FMのPodcast番組「Upgrade」に出演、新型iMacについて語りました。

    イベントで新型iMacの解説を担当した2人が登場

    ノビエリ氏はMacのワールドワイド・シニア・プロダクト・マーケティング・マネージャー、カロティ氏はエンジニアリング・プログラム・マネージャーであり、両者とも「Spring Loaded.」スペシャルイベントにおいて24インチ新型iMacについて解説しています。

    今こそ色が求められるとき

    ノビエリ氏は新型iMacが7色展開となったことについて「今こそ色が求められるとき」とし、iMacを多色展開とすることでユーザーが自分の好みや、部屋のインテリアに合わせてiMacを選べるようになった、と述べています。
     
    「色は明るさや楽観的な考え、そして喜びをもたらします。これこそ皆が今、必要としているものだということは誰もが同意するでしょう」(ノビエリ氏)

    ベゼルは白ではなくライトグレー

    新型iMacのデザインについては賛否両論があり、特にディスプレイを囲む白いベゼルと「アゴ」部分については否定的な意見も少なくないそうです。ベゼルについてノビエリ氏は、Appleの他の製品に用いられている「Appleホワイト」ではなく、「ライトグレー」に近いと説明しています。
     
    「ボーダーにはデザインをひき立たたせるため、そして背景に溶け込ませるためという目的があります。ライトグレーのボーダーはこの目的にぴったりです。極端なコントラストにならないので、よりシームレスな体験をユーザーに提供します」(ノビエリ氏)
     
    またアゴについては「カラーをより美しく見せるため」、そしてiMacの部品をアゴ部分に収め、本体を薄くするため(厚みは11.5ミリしかない)と述べています。

    磁石式電源コードはカスタムデザインのコネクタを採用

    iMacが搭載するチップをM1へと切り替えた影響について問われたカロティ氏は「全方面に影響を及ぼしている」と回答。薄型化という新しいデザインだけでなく、背面ポートすべてのUSB-C/Thunderboltへの切り替え、磁石で吸着する電源コードの採用も、M1チップありきだと述べました。
     
    新しい磁石式の電源コードについては、脱着を簡単に行えるよう、カスタムデザインのコネクタを発注しているのだそうです。またカロティ氏は電源コードが勝手に抜け落ちたりしないよう、相当な回数の実験が重ねられたことも明かしています。

     
     
    Source:Relay FM via 9to5Mac
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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