Huaweiが売却したHonor、QualcommやIntelと取引可能と発表

Honorブランドのロゴの画像

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Honorは、米国の制裁を受けて苦境に陥っているHuaweiが売却したブランドです。Huawei自身は半導体の設計技術やAndroidのアップデートが得られませんが、HonorはQualcommやIntelと問題なく取引できているとHonorのCEOが明らかにしました。

Honorは米国の技術や知的財産を保有する企業と自由に取引可能

Honorのジョージ・ザオ最高経営責任者(CEO)によると、Honorはスマートフォン向けシステム・オン・チップ(SoC)の大手サプライヤーであるQualcommやMediatekとパートナーシップを結んだとのことです。
 
また、AMD、Intel、Micron、Microsoft、Samsung、SK Hynix、ソニーとも取引しており、米国に拠点を置く企業をはじめ、米国の技術や知的財産を何らかの形で保有しているすべての企業と自由に取引が行えることを明らかにしました。
 
売却元のHuaweiは米国の制裁で苦しんでいますが、Honorは特に制限なく活動ができるようです。

ミッドレンジとハイエンドに注力

ジョージ・ザオCEOはまた、Hornorブランドはミッドレンジとハイエンドの市場セグメントに注力していく方針であることを明らかにしました。
 
実際、独立後第1弾として発表したスマートフォンであるHonor V40 5Gは、MediaTekのハイエンド向けSoCであるDimensity 1000+を搭載したものとなっています。
 
 
Source:Gizchina
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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