世界最大の自動車メーカー・VWのトップ、Appleの自動車業界参入を歓迎

 
Appleが自動運転車の発売を計画しているとの報道に対して、世界最大の自動車メーカーグループ、フォルクスワーゲン（VW）グループのトップが新たな競争相手の登場を歓迎するコメントをしています。

「業界の変革を加速」とAppleを歓迎

Appleが革新的なバッテリーを搭載した電気自動車を開発中で、2024年の生産開始を目指しているとの報道に対し、VWグループの最高経営責任者（CEO）であるヘルベルト・ディース氏がLinkedInで以下のコメントをしています。
 

業界の変革を加速し、新技術を持ち込んでくれる新たな競争相手の登場を楽しみにしています。我々は、（Appleの）驚くほどの企業価値と、ほぼ無限のリソースに敬意を持っています。業界内の競争相手（例えばトヨタ自動車）よりも大規模な、本当のチャレンジです。
 
私が以前述べたように、モビリティ企業が、再び世界で最も価値ある企業になるのです。それは、Teslaか、Appleか、VWかもしれません。

VWの電気自動車、Apple製品を参考にデザイン

VWは、フォルクスワーゲンブランドのほか、傘下にアウディ、ベントレー、ブガッティ、ランボルギーニ、ポルシェなどの多くのメーカーを抱える世界最大の自動車メーカーグループです。
 
フォルクスワーゲンの電気自動車は、Apple製品を参考にしてデザインしたことが明らかにされています。
 
2018年には、自動運転車の開発でAppleとVWが提携したとも報じられています。

Teslaにとって大きな脅威、との予測も

Appleの自動車産業参入は、電気自動車メーカーTeslaにとって大きな脅威になる、との予測を投資銀行Morgan Stanleyのアナリストが発表しています。
 
なお、Teslaのイーロン・マスクCEOは、以前AppleにTeslaの買収を持ちかけたものの実現しなかった、と明かしています。
 
 
Source:LinkedIn via iMore, MacRumors
Photo:Aleks Aleksandrof/YouTube
(hato)