Apple CarはTeslaの脅威となる〜Morgan Stanley
Appleが独自開発のバッテリーを搭載した自動運転車を2024年までに製造開始するというReutersの報道を受け、投資銀行Morgan StanleyのアナリストがAppleは「Teslaにとって、既存の自動車メーカーよりもはるかに手強いライバルになるだろう」とコメントしています。
劇的にユーザー体験を変える?
米メディア9to5Macが入手した、顧客向け投資メモにおいてMorgan Stanleyは、Appleの自動運転車業界への参入目的を「ハードウェア、ソフトウェア、サービスを垂直統合(すべて一社で統合して行うこと)することで、運転体験を広げようとしている」と解説しています。
また急成長を遂げている自動運転車業界において、劇的にユーザー体験を変えられるとAppleは考えている、とも指摘します。
Tesla株価が下落
Appleが2024年までに自動運転車製造に乗り出すという報道を受けて、Appleの株価は上昇、一方でTeslaの株価は下がりました。
Morgan Stanleyは、既存の自動車メーカーよりも、AppleはTeslaにとって手強いライバルになるとも述べています。
4年後以降にApple Carが登場か
気になるApple Car登場の時期ですが、Morgan Stanleyは、Appleはすでに、自動車開発の核となる技術にかなりの投資を行っていると指摘します。
重要なのは、Appleは自動車開発に役立つ5つの技術の内製化に向けて、すでに投資をしているという点だ。(その5つとは)プロセッサ、バッテリー、カメラ、センサー、ディスプレイである。また拡張現実(AR)、決済、健康など、その他の成長分野も車開発に利用されると考えられている。(Apple Carは)今から4年後以降に登場と見るのが現実的だろう。
ReutersはApple Carの生産は2014年と報じましたが、同時に新型コロナウイルス感染症の影響で2025年以降にずれ込む可能性もあるとしています。
Source:9to5Mac
Photo:Aleks Aleksandrof/YouTube
(lunatic)