iPhone12 Proシリーズの供給、高い人気で需要に追いつかず

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    需給バランスが落ち着いたiPhone12/12 miniに比べ、iPhone12 Pro/Pro Maxの供給は依然として逼迫したままです。モデルによっては、注文してから配送までに3週間以上を要しており、上位モデルの高い人気がうかがえます。

    発売直後から状況ほぼ変わらず

    投資銀行JP Morganによると、12月に入ってもiPhone12 Pro/Pro Maxの需要は供給を上回る状態が続いているようです。同社でアナリストを務めるサミク・チャタジー氏は新たなレポートで、他のモデルに比べてiPhone12シリーズの上位モデル2種類の配送時間が長いことを指摘、需要の旺盛さに注目しています。
     
    iPhone12 Proを注文してから実際に配送されるまでに約27日かかるそうですが、これはJP MorganがiPhone12シリーズの計測を開始してから最も長い期間とのことです。事実、11月上旬に発表されたチャタジー氏のレポートでは、iPhone12 Pro平均23日、iPhone12 Pro Maxが平均22日でした。
     
    状況が緩和した地域もあるようですが、日本国内のApple公式オンラインストアでも、執筆時点(12月8日現在)ではiPhone12 Proのパシフィックブルー128GBの配送時期が、12月23日〜12月30日(配送まで15日〜22日)となっており、11月3日時点の16日〜24日からほぼ変わりません。一方でiPhone12 miniのブルー64GBは、12月10日(配送まで2日)となっています。

    組み立てサプライヤーは過去最高益

    配送までの期間が長いことは、iPhone12 miniよりもiPhone12 Proのほうが売れていることを意味しません。生産台数や在庫によっても需要と供給のバランスは影響を受けるからです。
     
    しかし、下位モデルと上位モデルの配送時期にここまで明らかな差が出ていることを思うと、Appleの想定以上にiPhone12 Pro/Pro Maxの需要が高いのは事実でしょう。
     
    なお、iPhone12 Pro/Pro Maxを独占的に量産している組み立てサプライヤーのFoxconnは、11月の売上が単月で過去最高を記録したほか、2020年第4四半期(10月〜12月)でも四半期で過去最高の売上を見込んでいます。
     
     
    Source:AppleInsider,Apple
    (kihachi)
     
     

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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