Androidスマホメーカー各社、新しいミッドレンジモデルを年末に展開か
Samsung、Xiaomi、Oppo、Vivo、Googleを含むAndroid陣営のスマホメーカーは、今年の年末商戦に向けて新たなミッドレンジ機を発売する、と台湾メディアDigiTimesが報じています。
Samsungはエントリーレベルとミッドレンジのスマホの生産を加速
DigiTimesが業界関係者から入手した情報によれば、Samsungは、オリジナルでのデザインの製造を担う中国拠点のODMにエントリーレベルとミッドレンジのスマホの生産委託を加速させているとのことです。消費者にとってより手の届きやすい廉価モデルを展開することで、2021年にさらなる市場シェアの拡大を模索しているようです。
今年8月に廉価なPixel 4aの販売を開始したGoogleですが、よりディスプレイが大きく高速なPixel 4a 5Gを、11月半ばからより多くの市場で展開する見通しである、と情報筋は述べています。Pixel 4a 5Gは、4aの5.8インチよりも大きい6.2インチの有機EL(OLED)ディスプレイと、より高速なSnapdragon 765Gシステム・オン・チップ(SoC)を搭載しています。
生産集中でサプライチェーンが息詰まる?
ミッドレンジモデルの製品ライフサイクルが2〜3四半期に押し込まれるため、サプライヤーにとって関連原料と生産コストの経営管理がより難しくなるだろう、とDigiTimesは続けています。
世界スマホ市場ではXiaomiが勢いを増しており、2020年第3四半期位(7月〜9月)にはAppleから3位の座を奪い取りました。
また、SamsungもAppleのお膝元である米国でシェアを伸ばしており、2020年第3四半期は3年ぶりにAppleを退け売上台数においてトップベンダーとなりました。調査会社Strategy Analyticsによれば、ローエンドおよびミッドレンジ機の需要が高まったことがSamsungを米国市場1位へと押し上げた要因とのことです。
Samsungは世界スマホ市場でも21.9%のシェアを獲得しており、世界トップのスマホブランドに君臨しています。
Source:DigiTimes
(lexi)