正式公開間近！iOS14.2RCでiPhoneの動作速度をチェック

 
先日リリースされたiOS14.2の最終ベータであるRelease Candidate（RC）の動作速度を、公式版の最新バージョンiOS14.1と比較した動画が公開されました。

正式版に近いiOS14.2のベータテスト最終段階

iOS14.2のRCと、現行の最新バージョンであるiOS14.1の動作速度を比較した動画を、YouTubeチャンネルiAppleByteが公開しました。
 
iOS14.2のRCは、ベータテストの最終段階にあるバージョンで、厳密にはGM（Golden Master）の一歩手前の段階にあるものの、AppleがGMからRCへと呼称を変更しただけで、RCは従来のGMと同等とみられています。
 
なお、韓国やロシアでは、iOS14.2とwatchOS7.1の組み合わせでApple Watchの心電図（ECG）機能が有効になると発表されており、日本語表示や、「心電図」アプリが日本のApp Storeに存在すること確認されていますが、本稿執筆時点で日本での対応についての発表はありません。

5モデルのiPhoneで動作速度をチェック

比較に使用しているのは、iPhone SE（第1世代）、iPhone6s、iPhone7、iPhone8、iPhone XRの5モデルです。
 
動画では、左にiOS14.1、右にiOS14.2RCをインストールしたiPhoneを置いて、動作速度を比較しています。
 
動作速度比較テストには、電源オフからの起動速度、各種アプリの起動と動作、「GeekBench 5」「Antutu」によるベンチマークテストが含まれます。
 

 
電源オフからの起動、各種アプリの起動と動作で、対応モデルの中で最も古い世代となるiPhone SE（第1世代）から、テスト対象機種で最も新しいiPhone XRまで、大きな差はみられません。
 

Geekbench 5とAntutuによるベンチマークスコアは以下のとおりです。
 

Geekbench 5 シングルコア

Geekbench 5 マルチコア

Antutu

iOS14以降のHTML5のパフォーマンス問題は継続

動作速度比較テストの結果についてiAppleBytesは、iOS14以降でみられるHTML5のパフォーマンス（Antutuのスコア）が低い問題が、依然として続いていることを指摘しています。
 
なお、iPhone8とiPhone XRでGeekbenchマルチコアのスコアが低いことについて、次回のテストでは端末をレストアしてみる、と述べています。
 
それ以外の、起動速度、各種アプリの動作速度などについては、iOS14.2RCでの目立った変化はみられませんでした。
 
iAppleBytesによる動画はこちらでご覧ください。
 

 
 
Source:iAppleBytes
(hato)