Spotify、iOSとAndroidで歌詞検索機能にようやく対応


     
    Spotifyは5日、iOSとAndroid向けアプリの両方で歌詞から楽曲を検索できる機能を実装したことを明らかにしました。Apple Musicは、この機能を2018年のiOS12で採用済です。

    欲しかった機能をようやく実装

    歌詞は部分的に覚えているけれども曲のタイトルを忘れてしまった、あるいは街中で流れていた曲が気になる――誰しもそんな経験が一度はあるかと思います。そうした悩みに対応すべく、音楽ストリーミングサービス業界を牽引するSpotifyは5日、歌詞から楽曲を検索できる機能を新たに実装しました。
     
    Spotifyのデザイナーであるリン・ワン氏がTwitterで公開した画像では、“if i could id be”と入力して、One Directionの「If I Could Fly」やKate Bushの「Running Up That Hill(A Deal With God)」などがマッチした候補として表示されています。
     


     
    先述した楽曲はともに歌詞に“if i could id be”といった文章が存在しないのがポイントで、個別の単語やバラバラの組み合わせで検索にかけた結果を表示(例えば“If I could”と“I would(I’d) be”で両方にマッチした検索結果を表示)していると考えられます。

    Apple Musicは2年前に対応

    歌詞から楽曲を検索する機能は、Apple Musicで2018年秋より世界各地で順次実装されており、日本でも2019年3月の時点で利用可能になっています。Spotifyの有料会員人数は2020年第2四半期(4月〜6月)末時点で1億3,800万人と、Apple Musicの6,000万人超(2019年6月時点)を大きく引き離しており、音楽ストリーミングサービスでシェア1位の座を長らく守っています。それを思えば、今になっての歌詞検索対応は遅すぎたくらいでしょう。
     
    ちなみに、音楽ストリーミング業界でしのぎを削るAppleとSpotifyの関係は険悪で、Spotifyは欧州連合(EU)にAppleが競争を不当に阻害していると訴えているほか、先日もEpic GamesやTileなどと“反Apple税連合”を組んだほどです。
     
     
    Source:9to5Mac
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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